ポイントリーダーのパジェノーは9番手。パワーは16番手だった Photo:INDYCAR (Chris Jones) |
快晴、34℃、路面温度55℃というコンディションで、2グループそれぞれ10分間のプラクティス・セッション2は行われた。
グループ1の走行開始直後、佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がメイン・グランド前でクラッシュした。サスペンションが壊れたらしく、コントロールを失ったマシンは火花を散らしながら壁に斜めに突っ込んで行った。ポコノでの決勝に続き、走り出してすぐにクラッシュ。悪い流れから抜け出せていない。
幸いにも琢磨に怪我はなかった。まだスピードをフルに上げて行く前のアクシデントだったから……ということも影響してのことだろう。それにしても、元々10分間と短いセッションではあったが、琢磨はマシンの確認をほぼ行なえない状況で決勝の再開を迎える。「6月のテキサス戦とは異なるセッティングをトライする」と言っていた彼らとしては、走行時間ほぼゼロではマシンに対する評価を下すこともできない。
グループ1ではマルコ・アンドレッティがトップ
グループ1最速は213.095mphのマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)。琢磨と同じくすでに1ラップ・ダウンとなっている彼は、このスピードを活かしてリード・ラップに復活し、上位フィニッシュを目指したいところだ。
グループ1の2番手は71周目終了時点でトップのジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)=210.977mph。3番手はリスタートを2番手で迎えるライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)=210.859mphだった。
グループ2トップ・タイムのディクソンが総合1位に
グループ2は走り出すや、すぐにスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が214.937mphをマークし、アンドレッティを抜いてトップに。2番手にはトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が214.476mphでつけた。
グループ1トップだったアンドレッティは最終的に3番手となり、グループ1で2番手だったヒンチクリフは7番手。4~6番手にはグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)=212,765mph、セバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)=212.164mph、ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)=211.945mphがつけた。
ポイント・ランキング・トップのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は9番手=210.828mph。ポイント2番手のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は16番手=208.894mphだった。
最も多くのラップ=18周をこなしたのはアンドレッティやエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)ら6人。最も少なかったのは琢磨の2周。琢磨の2周目はウォールにヒットした後にコントロール・ラインを横切るもので平均スピードは132.459mph。彼以外の21台はトラブルなくプラクティスを終えた。
このあとドライバーたちはグランド・スタンド側でサイン会を行なう。レースのスタートは現地の夜8時だ。
以上
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