ターン2を攻める佐藤琢磨 Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大 |
Jack Amano(以下――):アクシデントが3回もあったプラクティスでしたが?
佐藤琢磨:アクシデントが多発してました。怖いですね。ウチらは少し慎重になってるところもありました。このあいだテストをやっているので、みんな自信を持って、かなりの予選トリムをトライしていたんだと思います。その影響でスピンした人が多かったですね。みんなギリギリまでダウフォースを削って行っている。僕も最後、予選シミュレーションをやったんですけど、1コーナーでマシンが浮き始めちゃって、リヤがスライドしたので、すぐに戻って来てしまいました。セッティングを調整してもう1回走ろうと思ったらモントーヤのアクシデントがあったので、トライできずでした。ということで、予選はブッツケ本番のダウンフォース・レベルになります。
「予選に向けてはちょっとダウンフォースを戻して最終的な調整をするだけです」
――事前テストで充分に走り込めなかったとというのは?
佐藤琢磨:幾つか技術的な問題があったので2時間ぐらいロスしちゃったかな。そこは痛かった。その分すべてが遅れてしまって、予選のシミュレーションが半分ぐらいしかできなくて、今日はその続きをやりたかったんですけど、それよりも先ず、レース用というか、ベース・ラインをキッチリ出さないと夕方の集団でのレース用セットアップも、今やろうとした予選用のセッティングもできないので、それを先にやっていました。それからダウンフォースを削りました。予選シミュレーションは途中で終わりましたが、行き過ぎたところが見えたので、予選に関して言えば、ちょっとダウンフォースを戻して最終的な調整をするだけですね。
――決勝用、あるいはベース・ラインの部分の仕上がり具合、フィーリングは現時点ではどうなんでしょう?
佐藤琢磨:うーん、どうだろう? トラフィックの中で全然走れてないんですね。誰かの後ろにくっついて、ちょっと追いかけ始めたことはあったんですけど、ちゃんと抜くようなポジションで行ってはいなかった。あの時はまだ自分のマシンが重かった感じでした。その後に何度か予選のシミュレーションをやっているマシンの後ろについたことはありましたが、それらはもう引っ張ってもらっただけで、あまり意味はなかったですね。ただ、こないだのテストで見つけた良い部分と、行っては駄目な方向と、そこの部分は今日ダブル・チェックができたので、予選、決勝に向けて方向性だけは見えている状況です。
以上
0 件のコメント:
コメントを投稿