アレシン、ポコノがトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大 |
ペンシルヴェニア州ロング・ポンドにあるポコノ・レースウェイは全長が2.5マイルの、三角形をしたコースだ。ターン1、2、3のコーナー半径もバンクの傾斜角度も、ストレート3本の長さも、すべてが異なるという大変ユニークな高速コースだ。
2デイ・イベントの今回、予選の前に行われるプラクティスはたったの1回だけ。天候は素晴らしい快晴。日差しが強く、プラクティスの間にみるみる温度は上がって行き、走行終了時点では気温は27℃、路面は38℃となっていた。
90分間と長いプラクティスでは、2015年ウィナーのライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が開始早々に、2013年に2位フィニッシュしているチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)がセッション中盤に、2014年にポール・トゥ・ウィンを記録しているファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)がセッション終盤に……と、珍しいことに3人の有力ドライバーがアクシデントを起こしたため、走行時間が大幅に短縮され、インディ-カーは走行時間を10分間延長したほどだった。
ホンダ勢、1,2,4,5位につけ順調なスタート
アクシデントで寸断されたセッションで最速ラップをマークしたのは、ロシア人ドライバーのミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。ドラフティングを利用してのものだったが、彼は221.932mphを記録した。
2番手はジェイムズ・ヒンチクリフの220.290mph。シュミット・ピーターソン・モータースポーツが1-2だった。これはホンダの1-2でもある。
3番手はジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)=220.160mphで、4、5番手はインディー500ウィナーのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)=219.927mphと、インディー500で2位だったカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)=219.920mphだった。ホンダ勢はトップ2だけでなく、4、5番手にも食い込んだのだ。
佐藤琢磨、最初のセッションは16番手
ポイント・リーダーのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は217.830mphのベストで14番手。ポイント2位のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は219.413mphで6番手。ポイント3位で昨年度ポール・ウィナーのエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)は217.797mphで15番手だった。そして、佐藤琢磨(AJ・フォイト・レーシング)は、カストロネベスのすぐ後ろの16番手に217.525mphでつけた。
アクシデントによる走行中断で、セットアップの確認ができなかった琢磨はこのセッション16番手 Photo:INDYCAR (Bret Kelley)クリックして拡大 |
クロウソン、ジャスティン・ウイルソン……追悼のポコノ戦
コナー・デイリーは今回、ブライアン・クロウソン・フォエバー・ホンダというエントリー名で参戦 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
ピットやパドックにはウイルソンのソックスを履くクルーの姿が目につく Photo:INDYCAR (Chris Owens) |
以上
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