「スプリング・パッケージを変えてダンパー・セッティングも大きく変えました」
Jack Amano(以下――):この30分間のセッションでは何をトライしたんでしょう?
佐藤琢磨:もちろん、いつもどおりのメニューです。フルタンクにしてライド・ハイトのチェックをまずしました。スプリング・パッケージも昨日とは変えていますから。それと、ダンパーも大きくセッティングを変えているので、そのテストをしていました。結局、スプリング・パッケージも違うし、コンディションも違うので、詳細はよくわかりませんでした。バランスもそんなに変わっていなかったし。
ただ、ホイールの動く周波数っていうのがあるんですけど、それをデータで見て、ちょっとでも良ければ今のセッティングをレースにそのまま投入したいと思っています。駄目なら戻します。少なくとも、14番手っていうのはあんまり良いポジションじゃないけど、20番手の予選に比べれば良かったワケなので……。って言っても、ジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ=予選9位)とかエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー=予選7位)とかが僕より下にいるっていうことは、何かおかしいですよね。彼らは途中でヤメちゃったのか……。
――ずっと走ってたと思いますが?
佐藤琢磨:ウーン……なんだろう? クルマの重さはみんな変わらないと思う。みんなフルタンクで出てって、ほとんど給油はしないはずなので……。彼らのことはわからないけど、自分たちはちょっとずつ良くなってるってところなんだと思います。
「予選と今日のクルマの中間ぐらいで決勝に行く感じ」
――ドライブ・フィーリングの向上は?
佐藤琢磨:トロントのウォーム・アップの時みたいに「よしっ! 戻って来た!!」っていうんじゃなかったですね。やっぱりフラストレーションの溜まるクルマです。まぁでも、ちょっと幾つかトライをして、少し状況が見えたので、予選と今日のクルマをキッチリと比較して、その中間ぐらいのセッティングにして決勝に行くカンジですかね? もしかしたら、スプリング・パッケージは予選のものに戻すかもしれないけど……。今のセッションは、25周ぐらい走ったタイヤを使ったので、フル・スティントをチェックすることができました。
――レッド・タイヤに対する評価は?
佐藤琢磨:普通に速い、と思います。だから3セット全部投入します。昨日使った2セットも全部。とっととブラックはヤメようと考えてます。
――じゃ、スタートがブラック・タイヤで早目にピットして、3ストップ作戦。
佐藤琢磨:そうそう。10~15周で終わると思います。レースは終わりませんよ(笑)。ブラックはそれで終わりということ。頑張ります。
以上
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