2016年7月22日金曜日

2016 INDYCARレポート 7月21日 ミッド・オハイオ・テスト:9チーム、ルーキー5人含む20人のドライバーが参加

佐藤琢磨は3セットのタイヤを使て90ラップを走行した Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
  来週末にレースが行われるミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コース(全長2.258マイル)で、酷暑下でのプライベート・テストが午前8時半から午後4時半まで行われ、以下のチーム、ドライバーが参加した。

AJ・フォイト・レーシング 2台
14号車 佐藤琢磨
41号車 ジャック・ホウクスワース

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング 1台
15号車 グレアム・レイホール

デイル・コイン・レーシング 2台
18号車 コナー・デイリー
19号車 RC・エナーソン(インディー・ライツ優勝経験アリ)

シュミット・ピーターソン・モータースポーツ 2台
5号車 ジャック・ハーヴェイ(インディー・ライツ優勝経験アリ)
7号車 ザカリー・クラマン・デ・メロ(インディー・ライツ参戦中)

アンドレッティ・オートスポート 1台
28号車 ライアン・ハンター-レイ/ロビン・フリンズ(フォーミュラE参戦中)

チーム・ペンスキー 4台
2号車 ファン・パブロ・モントーヤ
3号車 エリオ・カストロネヴェス
12号車 ウィル・パワー
22号車 シモン・パジェノー

チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ 2台
9号車 スコット・ディクソン/フェリックス・ローゼンクヴィスト(マカオGP2連勝、インディー・ライツ参戦中・3勝)
10号車 トニー・カナーン

エド・カーペンター・レーシング 2台
20号車 スペンサー・ピゴット
21号車 JR・ヒルデブランド/ジョセフ・ニューガーデン

KVSHレーシング 1台
11号車 セバスチャン・ブルデイ

 カナーンとエド・カーペンター・レーシングの21号車はインディーカーからの依頼を受けてエアロ・キットに関するデータ収集と、フィードバックに協力していた。ニューガーデンは手や鎖骨を負傷中のため、チームは同じままヒルデブランドに任務を代わってもらったが、終盤に少し走った。2018年に新エアロ・パッケージを導入する計画のインディカーは、元インディカー・エンジニアで現在はシリーズ主催者側でエンジニアリング・スタッフを務めている2人、ビル・パッパスとティノ・ベリにレポートを行っていた。

 今回のテストではガナッシ、アンドレッティ、シュミット、コインが合計5人のルーキーに走行のチャンスを与えていた。

9号車を駆ったローゼンクィスト Photo:INDYCAR (Chris Owens)
  ローゼンクヴィストは同郷のステファン・ヨハンソンがマネジメントをしているので、やはり彼がマネージしているディクソンのマシンに乗るという最高のチャンスを手に入れた。ミッド・オハイオ・マスターがセットしたマシンで、1日のうち後半の半分だけだが初めてインディカーを走らせるチャンスを与えられたのだ。
 ハーヴェイは残念ながらクラッシュして短時間で走行を終えた。
 フリンズはハンター-レイのセットしたマシンで走行。ハンター-レイは走り終えるとコースを去ったが、ずっとアレクサンダー・ロッシが走行を見守っていた。ロッシもミッド・オハイオでのレース経験はないが……。
デイル・コインの19号車に乗ったエナーソン。早くも来週のミッド‐オハイオでデビュー予定 Photo:INDYCAR (Chris Owans)
  エナーソンはDCRから来週のミッド・オハイオでのレースに出場する予定で、ワトキンス・グレンとソノマに関してもチームと交渉中だという。

 2016年版エアロ装着でのラップ・タイムは、ブラック・タイヤ装着で、多くのドライバーが昨年のポール・ポジション・タイム=1分4秒5814(ディクソン)に並ぶものとなっていたという(ラップ・タイムは公表されていない)。

 佐藤琢磨は3セットのタイヤを使って90周弱を走り込んだ。「ジャックと2台で走ったので、多くのデータが取れました。タイヤはもう1セットあったし、もっと試したいことがたくさんあった。ニュー・タイヤでの一発のタイムが出せなかった。周回を重ねたタイヤでの安定感はあるんだけれど……」と彼は話していた。
以上

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