2016年7月30日土曜日

2016 INDYCAR レポート 第13戦 ホンダ・インディー200 アット・ミッド-オハイオ Day1 プラクティス2:雨で走行ストップとなる前にウィル・パワーがトップ・タイム

残り30分で雨となってしまったが、パワーは午前中のディクソンのタイムを0秒2529更新 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
パワー、プラクティス1のディクソンのタイムを更新!

 午後のプラクティス2も1時間15分間のはずだった。しかし、残り30分を切ってから雨が降った。雨雲は小さなものに見えたが、ポツポツと来たかと思ったら、その後にドカーン! と来た。そのまま強い雨が暫く降り続け、セバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)がレイン・タイヤを装着して2ラップほどしたが、他は誰も走らずセッション終了を迎えた。この後に予定されていたインディー・ライツのプラクティス、ピレリ・ワールド・チャレンジ(PWC)のプラクティス、そしてPWCのレースもキャンセルされた。 
 雨が降り出す前までにトップ・タイムをマークしたのは、ポイント・スタンディング2番手のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。タイムは1分4秒1962と、プラクティス1でのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)によるベスト=1分4秒4491を上回った。
パジェノー、プラクティス2で3番手に浮上! レイホールも4位に

 午後の2番手はトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)=1分4秒4663。
 3番手はポイント・リーダーのシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)。午前中は7番手だったが、午後は1分4秒5353という好タイムでトップ3に食い込んで来た。
 プラクティス2でペンスキーとガナッシのシボレー勢二強が3番手までを占めた。午前中はトップ5だったが……。


昨年のミッド-オハイオ・ウィナー、レイホールがホンダ勢最上位に躍り出る Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
  4番手は昨年のミッド・オハイオ・ウィナーのグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。ラップ・タイムは1分4秒5982。トップだったパワーとの差は0.4020秒だ。
 以下、5番手はジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)、6番手はチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)で、7番手にはルーキーのRC・エナーソン(デイル・コイン・レーシング)が食い込んだ。


インディーカー・デビュー戦のエナーソンはセッション2で7番手にジャンプ・アップ! Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
 昨年、ミッド・オハイオでのインディー・ライツのレースで優勝しているが、インディーカー・デビュー戦のパフォーマンスとしてはとても素晴らしい。次の8番手にもルーキー、昨年度インディー・ライツ・チャンピオンのスペンサー・ピゴット(エド・カーペンター・レーシング)がつけた。9番手はジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。10番手は午前中トップだったディクソンだった。

佐藤琢磨、雨のおかげでフレッシュ・タイヤでアタックできず
 佐藤琢磨(AJ・フォイト・レーシング)は22番手。プラクティス1で使ったタイヤでセッティングを重ねていた彼は、セッションが終盤に入ってからフレッシュ・タイヤを装着。いざコースへ……というタイミングで雨が降り出した。チームメイトのジャック・ホウクスワースも16番手と決してポジションは良くなかった。

 琢磨と同様の理由で持てる力をフルに発揮できなかったのが、ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキ)=17番手。ブルデイ=19番手といったところか。
以上

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