2016年7月30日土曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第13戦 ホンダ・インディー200 アット・ミッド-オハイオ Day1 プラクティス1:「テストから今回またミッド-オハイオに来るにあたって、良いと思えたことをやって来ましたが、今のコンディションでは全然働いていませんでした。プラクティス2では良くなると思います」

タイムはそこそこ出ている。プラクティス2でセッティングのコンビネーションをさらに探る予定だ Photo:INDYCAR (Bret Kelley) クリックして拡大
「テストと同じフィーリングにはならなかったですね」
Jack Amano(以下――):事前テストを1日行って迎えたレース・ウィークエンド、最初のセッションに向けての目論見、そして実際はどうでしたか?

佐藤琢磨:ロード・アメリカで、久しぶりにロードコースでの良いクルマというのを作り上げることができたので、その考え方をミッド・オハイオに持って来てテストをしました。いくつかテスト・アイテムについて、比較テストをしたのが先週のテストでした。その中で、ロード・アメリカで良くてもここで働かなかったもの、といったように種分けをしなくちゃいけなくて、そのテストができたっていうことは良かったと思います。ラップ・タイム的にはあんまり満足は行ってなかったですけど、少なくともコンシスタントには走れたし、実りの多い1日だったと思うんですね。で、そこを踏まえて、テストから1週間経って、こうしてレース・ウィークエンドのミッド・オハイオに来ました。


 今日の走り始めは、ものすごい典型的なミッド・オハイオというか、1分8秒台とか9秒台から始まったでしょ? ホントに路面がヌルッヌルで滑っちゃって、最後の方にはみんなタイムが上がって来たけど、僕らはテストと同じフィーリングにならなかったですね。非常にクルマが暴れちゃうというか、不安定なコーナーが多くて、結構苦戦してました。なので、テストから今回ここにまた来るにあたって、良いと思えたことをやって来たんだけど、今のコンディションでは全然働いてなかった、プラクティス2では良くなると思うんですけどね。ただ、もうすでにラップ・タイムは結構良いところまで行ってるので、この状態で最後にニュー・タイヤ履いた時には、もうちょっとタイムが上がってくれないと困るっていうか……なんで、今からセットアップを変えます、色々と。
「材料はたくさんあるので、後はうまく組み立てていくだけ」

――今日はテストより更にタイムが全体的に良くなっているようですが?
佐藤琢磨:そうですね。まぁ、なんでだろうね、みんな速くなっているよね。ウチらはフィーリングが良くないけど……。まぁ、ラップ・タイム的にはそこそこテストと似たような位置にいますけど、相対的に遅くなってますね。でも、テストですごく多くのことを学べたと思うので、材料はたくさんあるから、あとはうまく組み立てて行くしかないですね。

――セッティングの正しいコンビネーションを見つけることがキモなんですね?
佐藤琢磨:そうですね。頑張ります。
以上

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