2016年7月18日月曜日

2016 INDYCARレポート 第12戦ホンダ・インディー・トロント Race Day プラクティス・ファイナル:最速はブルデイ=今週末3回目! 予選低迷のホンダ勢も上位につける

Photo:INDYCAR(Joe Skibinski) クリックして拡大
予選18位のハンター・レイ、2番手タイムをマーク!
 金曜のプラクティス1、土曜の予選前のプラクティス3で最速ラップをマークし、予選でもファイナルまで駒を進めて5位を手にしたセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)が、決勝を前にした30分間と短いプラクティス・ファイナルでも最速ラップを記録した。気温が摂氏21℃、路面温度は低めの34℃で始まったセッションで、ブルデイは1分1秒2130をマークした。装着タイヤはブラックだった。
 2番手につけたのはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。予選は不本意な18位に終わったハンター-レイだが、2012年のトロント・ウィナーは苦境を乗り越えて決勝を目前にしてセッティング向上を実現したようだ。ベスト記録はブラック・タイヤ装着でだったはずだ。後方グリッドからどれだけのポジション・アップを果たせるか注目したい。

ホンダ勢がここに来て挽回!佐藤琢磨もレッド・タイヤをトライし、6番手に
 3番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。彼もブラックでセッション終盤に自身の最速ラップを出してみせた。4番手はジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)で、5番手は予選2位だったエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)。そして、佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)が6番手につけた。しかも、ここまでがトップからコンマ2秒の僅差内にいた。琢磨のベストはレッドで記録されたものだった。今日のプラクティスでは多くのドライバーたちがレッド・タイヤをトライしていた。
 予選まででは厳しい戦いをして来ているホンダ勢だが、ハンター-レイとレイホールがトップ3入りし、琢磨が6番手、ミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が7番手、ルーキーのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)が10番手と、トップ10に5人が入っていた。

 ポール・シッターのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)は16番手、ポイント・リーダーで予選3位だったシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)も14番手とどちらも目立たないポジションだった。


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