ターン5のアペックスを果敢に攻める佐藤琢磨。マシンのセットアップも良好だ Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher) |
Jack Amano(以下ーー):トロント、走り始めから好調ですね?
佐藤琢磨:そうですね。
ーー今年のトロントは最初からいい理由は?
佐藤琢磨:一昨年、去年とトロントでの走りは大分良くなって来てました。去年は予選でホンダ勢で一番速かった。レースではグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)に負けちゃったけど。元々、ちょっとココは相性が悪かったけど、嫌いなコースではなかったので、一昨年、去年とクルマがいいカンジになって来て、自信を持ってアタックできましたね。
今日に限って言えば、クルマは大分変えて来てるんです。そういう意味では好いセッションになっていたと思うし、珍しくトラック・タイムも十分に取れてました。かなりラップを重ねた方と思います(24周は25周を走ったルーキーのマックス・チルトンに続く2番目の多さ。トニー・カナーンも琢磨と同周回)。クルマはあまり触らないで走り続けていました。今年はピットを動かした影響で、ターン8~11が狭いですし、キャンバー変化も大きいですし、コンクリート・パッチは相変わらずものすごく滑るし、結構あそこは難しいですね。
ーーピットの入口が設けられ、コースが狭くなってるということだと思います。出口はかなり安全になったと思いますが、入口は?
佐藤琢磨:入口も右から左に動いただけで、そんなに変わらないと思いますね。出口は、これまでは出てってすぐがターン1で、コンクリート・パッチで滑り易いこともあって危なかった。今年からはピットの出口がものすごくスムーズになっています。ただ、ピットの中がものすごいカーブで、自分のピット・ボックスにマシンを入れるのもかなり難しくなっています。でも、僕らのピット・ポジションはそんなに悪くない方だと思う。
ーー最終コーナーに続くセクションがタイトになったことで、オーバーテイクにはどんな影響がありますか?
佐藤琢磨:ターン1でのオーバーテイクはもしかしたら増えるかもしれない。去年までのターン9~11は、今年よりもギヤがひとつ高い超ハイ・スピードだったから。特に最終コーナー。けど今は2速か3速かっていうコーナーになっているので、エアロの影響を受けにくいコーナーになるので、そのままターン1へのブレーキングで行ける可能性がありますね。コースの他の部分は去年までと変わりませんね。
ーー2回目のプラクティスでやりたいことは?
佐藤琢磨:もちろん、クルマをもうちょっと良くしたい。テストしたい項目が幾つかあります。ただ、天気が悪くなるかもしれないんですけど……。
以上
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