事前テストの成果でマシンに手応え Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
Jack Amano(以下――):先週テストに来てますよね?
佐藤琢磨:いい感じでしたが、今日はテストとコンディションが多少ですが違っていました。そして、テストでよかったものがちょっと尖っていたので、それをいい感じにしたセッティングで走りました。セッションの最初のうちはハイ・ダウンフォースで走っていて、それは非常に好かったですよね。17秒9~18秒フラットをコンスタントに刻めていたので。やっぱりいいな、と。感触も好かったんですけど、その後にダンパーのセットを幾つか試そうと思ったんですけど、全然思ったような感じじゃなくて、車高もちょっと変わってしまったみたいで、ものすごくボトミングをし始めて、何度か後ろ向きで出てきそうになって、ちょっと怖い思いをしましたね。
「予選に向けて、バランスは合わせられると思います」
それで、ロー・ダウンフォースの予選シミュレーションをこないだのテストではできなかったので、今日初めてやったんだけど、まぁ、今日は他のクルマも結構回ってるのを見てたので、ある意味でコンサーバティブなセッティングで行きました。結果的には、バランスが合ってなかった。だから、予選に向けてはバランスは合わせられると思います。十分なデータがそのシミュレーション・ランで取れたと思うので。まぁ、それでも予選はちょとtぶっつけ本番的なものになりますね。
――テストをしてのレース・ウィークエンドということで、
今週は準備を整えて来れていますか?
佐藤琢磨:うん、それはできてますね。過去2年のアイオワよりもフィーリングはずっと好いですし、クルマの作り方というのも結構変えて来たので、それは好い方向に行っていると思います。
――今回は夕方のレースで、暑いままゴールまでレースが続きますが?
佐藤琢磨:そうですね。ここ数年のアイオワはナイト・レースが多かったですけど、その前は隔年で昼になったり夜になったりでしたから。でも、やっぱり日中のレースだと暑いから、結構タイヤには厳しいだろうし、レーンもマルチには使えないでしょうね。わりと追い抜きは難しくなるでしょう。ニュー・タイヤの時は結構みんな並んで行けると思いますけど、10周以上になると厳しいかな、と。それは逆に、タイヤをうまくマネジメントすれば追い抜きも可能かな、と思います。
――今日の予選、ポジションの見込みはどのあたりですか?
佐藤琢磨:わからないですけど、テキサスは非常によかったですから、ああいうイメージで走ってトップ5を狙いたい。でも、ちょっと今のセッションを見る限り、それはちょっと厳しいかもしれない。だけど、ちゃんとバランスを取ることができれば速くなると思います。
以上
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