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| インディーカー・キャリア初PPのムニョス、インディー500の悔しさをテキサスで晴らすことができるか!? Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
僕のクルーたちのためにもうれしいPPだ」
オーバルで速さを見せ続けてきているカルロス・ムニョス（アンドレッティ・オートスポート）が、キャリア初となるポール・ポジションをテキサス・モーター・スピードウェイで獲得した。バンクの急な1.455マイル・オーバルを2ラップする予選で彼は217.137mph平均をマークした。
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| Photo:INDYCAR (Chris Jones) |
「あのスピードを出せるとは正直考えていなかった。自分たちは216mph台だろうと想定していた。初PPはもちろん嬉しいよ。ヴェライゾンのPPウィナー用の帽子がカッコいいと思っていたしね。また、インディーでのことがあった後だけに、僕のクルーたちのためにも嬉しいPPだ」ともムニョスは語った。
2番手のディクソン「マシンが思っていた以上に良かった」
予選2位は昨年のテキサス・ウィナー、スコット・ディクソン（チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ）。2ラップ平均は216.901mph。1ラップ目はムニョスの２ラップ平均より速かったが、2ラップ目のダウンがムニョスより大きく、217mphを保持できず……の216.901mph。ディクソンも予選後は、自分のスピードに驚いていた。
「マシンが考えていた以上に良かった。今日のような状況ではプラクティスから大幅にトリムアウトするので、少しセッティングが行き過ぎてしまうとマシンはコントロールが効かなくなる。今日はバランスがすごく良かった」と話していた。
他のガナッシ勢の予選順位は、トニー・カナーンが8位、チャーリー・キンボールが15位、ルーキーのマックス・チルトンが19位だった。
エリオは3位だが、苦しむペンスキー勢
「僕らのマシンはすべて遅い」とモントーヤ
3番手はエリオ・カストロネヴェス（チーム・ペンスキー）。216.740mph。彼のチームメイトたちは、思いの他、苦戦を強いられている。ポイント・リーダーのシモン・パジェノーは6位。去年まで3年連続PPをテキサスで獲得していたウィル・パワーが7位。ファン・パブロ・モントーヤ（チーム・ペンスキー）に至っては17位だった。カストロネヴェスが、「マシンは上々で、予選結果にも満足している。暑さは対応が本当に難しいものだから」とレースに向けての自信を見せていたのに対し、モントーヤは、「今日の予選結果にはガックリ。なぜなのか、僕らのマシンは遅い。すべてを調べ、今晩のプラクティスでどんな走りができるのかを見たい。そして、レースでは好結果が得られるよう頑張る」と殊勝なコメントをしていた。昨年のチップ・ガナッシ・レーシング・チームズのように、モントーヤは決勝で一気にスピードアップすることができるだろうか？
佐藤琢磨、プラクティスの苦境を跳ね返し
一気に予選4位にジャンプ・アップ！
佐藤琢磨（AJ・フォイト・レーシング）は、プラクティスでは11番手だったが、それはドラフティングの効果を得てのもの。マシンの仕上がりは順調とはいえなかった。しかし、とても暑いコンディションの下で行なわれた予選にマシンをキッチリと調整、4位につけた。スピードはカストロネヴェスとまったく同じ216.740mphだが、２ラップのタイムがカストロネヴェスの48秒3343に対し、琢磨は48秒3344。1万分の1秒差で順位は4位となった。
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| AJのアドバイスが効いたという琢磨。2列目スタートで決勝への期待が高まる Photo：INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
喜ぶ佐藤琢磨、「チームのホーム・コースだけに大変うれしい」
「プラクティスのマシンはセッティングが決まり切っていなかった。しかし、エンジニアたちが素晴らしいマシンを作り上げてくれた。マシンはとても乗り易いものになっていた。AJと一緒に仕事をしていると、14号車にすごく良いヒントをもらえる時がある。それが今日で、チームのホーム・コースでのことだけに大変嬉しい。ただし、レースは予選とは全然別モノ。気温も路面温度も予選時とは違って大幅に下がる。ダウン・フォースは増えて、グリップも高まる。僕らのマシンは勝負のできるレベルに達していると思うので、あとは今晩のファイナル・プラティスでマシンをレース用にファイン・チューニングしなければ」と琢磨は好パフォーマンスに目を輝かせていた。テキサスはずっと思い通りのレース、走りができていないコースであり、今日の苦しんだプラクティスから一転、予選で上位に食い込めたことが嬉しいのだ。
以上
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