「急遽、レッドで走り出すことにしました」
Jack Amano(以下――):レッド・タイヤで走り出し、ブラック・タイヤにスイッチしてアタックという予選になってましたが?
佐藤琢磨:本当はブラックで出てって、次にレッドっていう作戦だったんですけど、グループ1の予選でポール・ポジションを獲ったタイヤがブラックだったり、最後にレッドで速いラップを記録したのが一握りの人たちだったので、急遽切り替えて、レッドで走り始めることになったんです。ところが、ブラックにした途端に雨が降り出しちゃって……。全然タイム・アップができませんでしたね。最終ラップだけはタイムが少し良くなりましたけど、イエロー・フラッグが出てたのでスロー・ダウンした。
――雨はかなり影響しましたか?
佐藤琢磨:してました。
――降り出したタイミングでレッドだったら、まだマシでしたか?
佐藤琢磨:いや、降り出すまでにブラックでもうちょっと走って、いいラップを記録できていればよかった。
――ブラック・タイヤでの今日のマシン・セッティングのフィーリングは、どうだったんでしょう?
佐藤琢磨:雨だったから、わからなかった。それと、今日は昨日と違うフロント・ウィングのアッセンブリーを使ってるんですけど、それが狙っていたダウンフォースが出てなかったので、レッド・タイヤでの走りではちょっと犠牲を払っていたというか、ハイスピード・コーナーが速くなかったですね。だから、なんだか全てパズルが全然合ってない感じなんですよね。
――チームメイトのジャック(・ホウクスワース)がグループ1で健闘し、5番手タイムを出していましたが、彼のクルマのセッティングはどうなっているのでしょう?
佐藤琢磨:彼はレッドを2セット持っている(昨日のレースは0周)ので、1ラップのアタックで好タイムを出せたんじゃないかな? 基本的には、昨日の僕の予選の時のマシン・セッティングになっていると思います。
――これで次はもうレース2の決勝ですが?
佐藤琢磨:雨。降るっていう人と、雨雲がふたつに別れちゃうから降らないって言ってる人がいる。
――雨、降るといいですね。
以上
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