Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は、2レース続けて不本意な成績に終わってもまだ良い流れを何とか保っているようで、デトロイトでは2レース目の予選でもポール・ポジションを獲得した。しかも、よりラバーの乗っていない、先に走るグループ1であったのにポール・ポジション。それはグループ2の予選セッション途中から雨が降り出したからだった。今日の予選は雨が心配されて15分早くスタートしたが、15分では両セッションとも完全ドライ・コンディションを保てなかった。
パワー,ペナルティで予選最速2ラップ剥奪の不運
パジェノーには運もあったが、走りも冴えていた。チームメイトのエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)との何度も順位を入れ替える激しいバトルの末にセッション・トップを掴み取った。パジェノーの最終ラップは1分14秒0379で、カストロネヴェスのベスト=1分14秒1904より0.1525秒速かった。
一方、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は完全にツキに見放されている……というか、自ら不運を招き入れているかのよう。彼はセッション終盤に1分13秒8835という驚異的ラップ・タイムを記録してトップに躍り出たのだが、インディーカーによって“マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)をブロックした”との判定が下され、最速2ラップが剥奪に。パワーの予選順位は8位となった。
アタックのタイミングで雨隣琢磨は予選16位
パワーがトップから消えたことで、グループ2の最速はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)のものに。彼は絶妙のタイミングでレッド・タイヤを装着してアタックし、見事に1分14秒5621をマークした。
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、グループ2でレッド・タイヤで走り始め、2周を走った後にブラックにスイッチしたが、そのタイミングでコースには雨が降り出し、グループ内6位でスターティング・グリッドは16番手と決まった。
予選結果 :名前の後ろはレース1の予選順位
1 シモン・パジェノー(1)
2 ライアン・ハンター-レイ(15)
3 エリオ・カストロネヴェス(2)
4 スコット・ディクソン(6)
5 ミカイル・アレシン(12)
6 トニー・カナーン(7)
7 グレアム・レイホール(10)
8 ウィル・パワー(9)
9 ジャック・ホウクスワース(22)
10 ファン・パブロ・モントーヤ(3)
11 チャーリー・キンボール(8)
12 セバスチャン・ブルデイ(13)
13 カルロス・ムニョス(5)
14 ジェイムズ・ヒンチクリフ(4)
15 ギャビー・シャヴェス(20)
16 佐藤琢磨(11)
17 ジョセフ・ニューガーデン(14)
18 アレクサンダー・ロッシ(17)
19 マックス・チルトン(18)
20 スペンサー・ピゴット(21)
21 コナー・デイリー(16)
22 マルコ・アンドレッティ(19)
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