Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
Jack Amano(以下――):午後も1時間15分の走行時間でしたが?
佐藤琢磨:少し良くなりましたね。でも、やっぱりテストに来ていないしわ寄せは大きいね。全然セッティングが進まない。ちょっとずつしか進まない。
――テキサスの後にワトキンス・グレンも行ってるチームがあったんですね?
佐藤琢磨:そうだよ。
――すごい、狂ってるってぐらいのハード・スケジュールですよね?
佐藤琢磨:ウチらのテストに行かないことの方が狂ってる。
――みんなが行くテストには行かないと。
佐藤琢磨:ホントにそう。
――このコースは長いし、タイヤの良いところを使うタイミングでマシンがビシッと決まってないとタイムは出ませんね? クルマが良くなった時にタイヤがもうタレ始めている……という状況も起こると思いますが?
佐藤琢磨:いや、そうでもないですよ。何て言うかな……最後の方、僕らもニュー・タイヤを履いたけれど、そこまでにはクルマを良いレベルまで持っていってたつもりでした。ただ、やっぱり、やって見て、あ、もうちょっとこうするべきだった……というのはありますね。
――感触は決して悪くないんですね?
佐藤琢磨:はい。でも、今日の場合は、何というか、根本的なものが……。例えばダンパーとかってすごい細かい話だから、テストじゃなくて、今日みたいに大きくコンディションが変わって行く中での実走行でセッティングを詰めて行くっていうのは本当に難しい。テストで試して、シェイカーにかけて、もう1回、レース・ウィークエンドにやってみて……という連係プレイをやって初めて速くなるわけです。僕らは今、レイホールに対して0.7秒の遅れになっているワケだけど、そこにテストをやったかやらないかの差が出てると思う。彼らは軽いウィングで走ってるのにコーナーで速い。それはちょっと信じられない、ホントに。
――置かれている状況は厳しいと。
佐藤琢磨:はい。ちょっと宿題がいっぱいある状態だけど、明日までにどれだけ良くできるか。データを解析して、全力でマシンを向上させることにあたります。
以上
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