2016年6月26日日曜日

2016 INDYCARレポート 第10戦 コーラー・グランプリ Day2 プラクティス3:ガナッシ勢が躍進! 佐藤琢磨は8番手

カナーンがセッションの最後にディクソンを0.0113秒上回る1分42秒6580をマーク! Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
セッション終盤、カナーンがディクソンを逆転してトップタイム! 
 予選を前にして行われた45分間のプラクティス。今日もロード・アメリカは快晴。気温は昨日より少し上がって、午前中だというのにセッション終盤には29℃まで上がっていた。
 このセッション半ば、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が1分42秒8993をマークしてトップに立った。初めて1分42秒台のタイムが記録された。

 残り時間が10分を切ってからウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が1分42秒8490と僅かだがディクソンを上回った。
 そのままセッション終了かと思われたが、チェッカード・フラッグが振られた時に最後のラップを走っていたディクソンが1分42秒6693でトップに躍り出、その直後に今度は彼のチームメイトのトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)が1分42秒6580を出して最速の座をさらって行った。これでチップ・ガナッシ・レーシング・チームズの1-2。ルーキーのマックス・チルトン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)も1分43秒0450で、パワーのすぐ後ろの4番手につけた。チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)だけが1分44秒台で順位も19番手と低迷しているが……。

トップ5をガナッシとペンスキーが独占
ホンダ勢最上位はハンター-レイ!

 昨日はシボレーとホンダが拮抗していたが、チップ・ガナッシ・レーシング・チームズの躍進もあり、今朝のプラクティスではシボレー軍団が上位を占めた。5番手はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)で、トップ5をガナッシとチーム・ペンスキーの二強が独占したのだ。

 6番手はホンダ勢最速となったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。タイムは1分43秒1284。7番手はセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)で、8番手に佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)が食い込んだ。琢磨は昨日とは異なるセッティングで臨み、セッション終盤に1分43秒2380をマークしたのだ。8周とラップ数は少なかったが、最後のラップで自己ベストを記録した。チームメイトのジャック・ホウクスワース(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は1分43秒8337がベストで17番手と今朝は振るわなかった。
 昨日トップだったグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)も今朝は1分43秒4181がベストで12番手だった。
 ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)も1分44秒4451のベストで22台中の21番手だった。最後尾の22番手は昨日好調だったカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)。彼はセッション開始早々、走行2周目にしてエンジン・トラブルでストップしたためだ。

以上

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