プラクティス初日に33台の出場が確定
第100回インディー500のプラクティスが始まるのは今日（5月16日）。そのエントリーが今日、やっとのことで発表された。こんなこと、今までなかった。決勝に進出できるのは伝統的に33台（例外もあったが）だが、今年のエントリーは現時点ではちょうどキッカリの33台。この数字にエントリーがギリギリまで到達しなかったため、発表ができなかったということのようだ。そして、33台しかいない場合、インディー予選の名物、最後のグリッドを争奪するバンプ・アウト合戦は見られない、ということ。今後新たなエントリーが登場……というのは、どうやら考えにくい状況だ。
マシンの内訳は、ホンダが17台で、シボレーが16台。優勝経験者は6人で、そのうちの5人がシボレー・ユーザーだ。ルーキーも5人だが、こちらもシボレーが3人と多く、ホンダは2人。
1996年ウィナーのバディ・ラジアは、エントリー名が去年までのラジア・パートナーズ・レーシングから、ラジア・バーンズ・レーシングに変わり、カー・ナンバーも「４」になった。1990年代初頭にバーンズ・レーシングとしてインディー500にジョン・アンドレッティらをエントリーしていた新パートナー＝トム・バーンズを得てのことだ。
チャーリー・キンボール（チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ）は、カー・ナンバーが今回は「42」。彼のスポンサーの商品＝トレシバ（糖尿病患者用携帯インシュリン注射）の効果が持続するのが42時間なので・・らしい。
出場ドライバーの出身国は、11カ国。最多はアメリカの14人。次がイギリスの4人で、コロンビアが3人。ブラジル、フランス、カナダ、オーストラリアが2人。日本、ニュージーランド、ロシア、スペインが１人。
第100回 インディアナポリス500 プレゼンテッド・バイ・ペングレード・モーター・オイル
エントリー・リスト
２ （W）ファン・パブロ・モントーヤ（チーム・ペンスキー）シボレー
３ （W）エリオ・カストロネヴェス（チーム・ペンスキー）シボレー
４ （W）バディ・ラジア（ラジア・バーンズ・レーシング）シボレー
５ ジェイムズ・ヒンチクリフ（シュミット・ピーターソン・モータースポーツ）ホンダ
６ JR・ヒルデブランド（エド・カーペンター・レーシング）シボレー
７ ミカイル・アレシン（シュミット・ピーターソン・モータースポーツ）ホンダ
８ （R）マックス・チルトン（チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ）シボレー
９ （W）スコット・ディクソン（チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ）シボレー
10 （W）トニー・カナーン（チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ）シボレー
11 セバスチャン・ブルデイ（KVSHレーシング）シボレー
12 ウィル・パワー（チーム・ペンスキー）シボレー
14 佐藤琢磨（AJ・フォイト・エンタープライゼス）ホンダ
15 グレアム・レイホール（レイホール・レターマン・ラニガン・ウィズ・セオドール・レーシング）ホンダ
16 （R）スペンサー・ピゴット（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング）ホンダ
18 コナー・デイリー（デイル・コイン・レーシング）ホンダ
19 ギャビー・シャヴェス（デイル・コイン・レーシング）ホンダ
20 エド・カーペンター（エド・カーペンター・レーシング）シボレー
21 ジョセフ・ニューガーデン（エド・カーペンター・レーシング）シボレー
22 シモン・パジェノー（チーム・ペンスキー）シボレー
24 セイジ・カラム（DRR・キングダム・レーシング）シボレー
25 （R）ステファン・ウィルソン（KVSHレーシング）シボレー
26 カルロス・ムニョス（アンドレッティ・オートスポート）ホンダ
27 マルコ・アンドレッティ（アンドレッティ・オートスポート）ホンダ
28 （W）ライアン・ハンター-レイ（アンドレッティ・オートスポート）ホンダ
29 タウンゼント・ベル（アンドレッティ・オートスポート）ホンダ
35 アレックス・タグリアーニ（AJ・フォイト・エンタープライゼス）ホンダ
41 ジャック・ホウクスワース（AJ・フォイト・エンタープライゼス）ホンダ
42 チャーリー・キンボール（チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ）シボレー
61 （R）マット・ブラバム（ピルテック・チーム・マレイ）シボレー
63 ピッパ・マン（デイル・コイン・レーシング）ホンダ
77 オリオール・セルヴィア（シュミット・ピーターソン・ウィズ・マロッティ・レーシング）ホンダ
88 ブライアン・クロウソン（デイル・コイン・レーシング）ホンダ
98 （R）アレクサンダー・ロッシ（アンドレッティ・ハータ・オートスポート・ウィズ・カーブ・アガジェニアン）ホンダ
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