ボーグ・ワーナー・トロフィーを中心にカーブ・デイ恒例のドライバー集合写真 Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
カナーンが予選の不振を挽回
朝には少し雨が降り、今年一番蒸し暑い中でカーブ・デイの1時間のファイナル・プラクティスが行われた。決勝用セッティングの最終確認を行う最後のチャンスなので、多くのマシンが集団を作っての走行に徹し、乱気流を浴びながらのマシンのフィーリング、スピードをチェックしていた。
最速ラップを記録したのはトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)。予選は227.430mph平均で18番手と不本意な結果しか得られなかったが、決勝用セッティングは良いものが確保できているようで、226.280mphと少し飛び抜けたラップを記録した。チームメイトのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)も224.606mphで3番手につけた。
彼らの間の2番手にはカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)が入った。スピードは224.772mphだった。
ディクソンも3番手につけ、チップ・ガナッシは回復傾向。一方、ペンスキーはパワーとカストロネヴェスがトップ10入り Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) |
「エンジニアたちは新しいアイディアを次々出してくる。月曜に走って以来、今日まで走らなかった。その間にシミュレーションを行って新しいセッティングを発見、今日それをトライした。そして、今日のプラクティスはほとんどレースと同じような走行パターンになっていた。集団を作り、マシン同士が接近したまま走り続けていた。そのコンディションでの自分たちのマシンはとても良い動きをしていた。ハッピーだ。17台パスしたよ」とカナーンは優勝争いに加われそうな感触を得て喜んでいた。
トップ10はシボレー5台、ホンダ5台とイーブン
4番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)=224.384mphで、5番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)=224.327mph。
ファイナル・プラクティスのトップ5は、シボレーが1、3、4番手の3人で、ホンダは2、5番手の2人という結果だった。
6~10番手はアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)=224.276mph、JR・ヒルデブランド(エド・カーペンター・レーシング/シボレー)=224.224mph、オリオール・セルヴィア(シュミット・ピーターソン・ウィズ・マロッティ・レーシング/ホンダ)、タウンゼント・ベル(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)、エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー/シボレー)と続いた。
佐藤琢磨「月曜のプラクティスのセッティングに戻します」
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は15番手。ベストは223.433mph。「数字は狙ったところに行くんですが、フィーリングが真逆でした。ここまで来たらフィーリングを信じて、セッティングは月曜日のプラクティスで使ったものに戻します。トラフィックの中での動きが良いものでレースに臨みます」とコメントしていた。
カストロネヴェス、ピット・ストップコンテスト8回目の優勝
ピット・ストップ・コンテストの決勝は、カストロネヴェスとアレシンのチームの戦いに Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) |
エリオ、早くもスパイダーマンを披露! Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大 |
以上
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