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佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は27番手と大苦戦。44周を走った今日のベストは、37周目の228.926mph。ドラフティングなしのベストでは22番手につける228.664mphを記録した。
琢磨のチームメイトのジャック・ホウクスワースは229.565mphで22番手だったが、これはドラフティングを得てのもの。ナシだと226mph台しか出せておらず、そちらの順位は30番手だった。
「学んだことが結果に結びついていない……」
もう1人のチームメイト、昨日調子の良かったアレックス・タグリアーニは、228.593mphのベストで29番手だった。タグリアーニもドラフトなしだと227.972mphで、ホウクスワースよりは速かったが、琢磨よりはスピードが出せていなかった。
「学んだことは多かったんですが、好い結果に結びついてない。そういう1日に今日はなりました。明日の予選に向けては不安材料がたくさんあります。3台で集めたデータをシッカリと分析することが必要です」と琢磨は厳しい表情だった。
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「ただ、意味がわからないのは、他のチームも最終的にものすごい勢いでスピードが上がっていたことですね。スタートは僕らと同じぐらいだった他のチームがドーンッとタイムを上げて、僕らだけが伸びしろが非常に小さかった。そこが心配です」と琢磨はチームの置かれた苦境を説明した。
明日、予選前のプラクティスにフォイト陣営は新たなセッティングで臨むことになるだろう。そこで一気にスピード・アップを果たせればよいのだが、ポールポジション争いを行なうトップ9に食い込むのは難しい状況と言わざるを得ない。トップ9に入れなかった場合は、予選2日目のアタックで、ひとつでも上位のグリッドを獲得することを目指すだけだ。
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