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第100回インディー500はプラクティス4日目を迎えた。火曜が1日ずっと雨だったので、走行は3日目。正午から夕方6時まで、昨日以上に清々しい天候にインディアナポリス・モーター・スピードウェイは恵まれた。走行開始時点で気温は20℃あった。
今日の最速はギャビー・シャヴェス(デイル・コイン・レーシング)。前戦のグランプリ・オヴ・インディアナポリスからDCRに雇われているインディカー2年目のコロンビアン-アメリカンは、今日の3周目に39.4804秒=平均時速227.961mphをマークした。
インディーカー参戦以来初のセッショントップを飾ったシャヴェス Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
「プラクティスだからトップになっても意味はないけれど、気分はいいね。インディアナポリス・モーター・スピードゥエイでも、インディカーでも、セッションの最速ラップを記録するのは僕にとって初めてだし。とにかくチームが頑張ってくれている。ホンダのパフォーマンスの素晴らしさも嬉しい。全体的に見て、僕らのパッケージは強力だと感じている。トラフィックでも速かったし、ライバルをパスすることもできていた。今日までトラフィックでのハンドリングの安定感を求めてセッティングをしてきて、それを実現できている。クルマに自信を持てている。文句は一切無い」とシャヴェスは語った。
ホンダ、トップ4独占! シボレー勢トップはキンボール
2番手はタウンゼント・ベル(アンドレッティ・オートスポート)の227.593mphで、3番手はカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)の227.589mph。シャヴェスからここまでの3人は0.064秒の差しかない。
デイル・コイン勢好調!コナー・デイリーが4番手に Photo:INDYCAR (Jim Haines)クリックして拡大 |
シボレーのトップはチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)で、ラップ・タイムだとシャヴェスと0.0840秒差で、スピードは227.477mphだった。
6番手は昨年度ウィナーのファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)=227.367mph。7番手は昨年度チャンピオンのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)の226.896mphで、8番手はインディ500/3勝のエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)の226.803mphだった。
トップ4はホンダだったが、その下の4人がシボレー。そして、その下の9番手から16番手までがまたホンダだった。これまでのところ、ポジションだけで見ればホンダが優位にある。しかし、シボレーはまだ何かを隠しているのかもしれない。明日は予選用の高ブーストになる。彼らはそこで本当に実力をようやく現す作戦かもしれないのだ。
佐藤琢磨、自己ベストを更新!
「最後の2回の走行ではマシンのフィーリングがとてもよくなりました」
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ジャック・ホウクスワース は224.729mphのベストで28番手だった。
「今日も考えていただけの周回数をこなすことはできませんでしたが、最後の2回の走行ではマシンのフィーリングがとても良くなっていました。豊富な経験を持つアレックス・タグリアーニがまずまずのスピードを出しています。彼とは違うセッティング・アイテムを試していますから、今日この後のブリーフィングで情報を聞くのが楽しみです。遅れは取っていますが、セッティングの正しい方向性は見つけることができていると思います」と、琢磨はギリギリで何とか間に合って一安心、といったコメントをしていた。
以上
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