2016年5月22日日曜日

2016 INDYCARレポート 第100回インディアナポリス500 予選1日目 プラクティス6:雨でスケジュールに遅れ

予選開始は午後12時45分と発表

 予選1日目を迎えたインディアナポリスは、朝から雨。午前8時から行われる予定だった2グループでのプラクティスは、午前9時を回った今も始まっていない。
 インディーカーは先頃、プラクティス・グループ1の走行を午前11時から30分間、グループ2を11時半から30分間行ない、予選開始は午後12時45分になる予定と発表した。予定より1時間45分の遅れで予選が始まる可能性が出てきたということだ。
 午前9時を過ぎて雨はようやく上がり、空も明るくなってきて、ジェット・ドライヤーとマーシャル・ビークルが乾燥作業を開始した。

予選トップバッターはカナーン!琢磨はTカーを除けば18番手

 予選アタック順は、昨日の走行終了後にクジ引きで決定している。第100回インディー500の最初のクォリファイアーとなる権利を獲得したのは、2013年ウィナーのトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)だった。
 2番手以下は、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、セバスチャン・ブルデイのTカー(KVSHレーシング)、 ジェイムズ・ヒンチクリフのTカー(シュミット・ピーターソン・ウィズ・マロッティ・レーシング)、パジェノーのTカー、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)、スコット・ディクソンのTカー(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)、ブルデイ、ジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)……と続いて行くが、Tカーが走るケースはほとんど考えられないので、カナーン、パジェノー、アンドレッティ、ロッシ、ブルデイが最初の5人のアタッカーとなるだろう。彼らには回ってきた順番で走る権利を放棄することも可能なルールだが、おそらく全員が、トラブルでもない限り最初の順番でアタックを敢行するだろう。
 佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、マネージャーが35番のクジを引いた(Tカー用は40番)。Tカーを除くと彼は18番目のアタッカーになる。

 今日の予選はファスト9か、それ以外かが決定する。時間が許す限り、アタックは何度でも行なえる。終了は5時50分。1時間45分も縮まったため(もっと縮まる可能性もある)、予選はかなり戦い方が難しくなる。

 今日ファスト9に入れたら、明日の夕方にポール・ポジション獲得のチャンスが与えられるということ。予選2日目に行えるアタックは、ファスト9でも10番手以下でも1人1回限り。ミスは許されない一発勝負だ。
 ファスト9の戦いは、フロント・ロウから3列目までのグリッドを決定するもの。その一方で、今日10番手以下にスピードしか出せなかった面々は、明日、決勝のスターティング・グリッド10番手から33番手を競い合う。こちらもアタックは1人1回限りだ。
以上

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