2016年4月6日水曜日

2016 INDYCARレポート:インディー・ライツ・プレゼンテッド・バイ・クーパー・タイヤズ第3戦

インディー・ライツ30周年

 フェニックス・インターナショナル・レースウェイは、今シーズンの3レース目......だが、アメリカン・レーシング・シリーズ(ARS)というすごい名前だったルーツが最初のレースを行ったのが、ここフェニックスだった。1986年の4月2日のこと。今日と日付まで一緒で、晴れて30周年となった。インディー・ライツと呼ばれるようになったのは1991年だけれど、当時はCARTシリーズの傘下で、そちらは2001年で終了。2002年からはIRLの支配下でインフィニティ・プロ・シリーズとして再スタートして、2008年にまたインディー・ライツと呼ばれるようになった。

ポール・ポジションはフンコス・レーシングのカイル・カイザー

 予選はインディーカー同様に2連続ラップのタイムで争われ、カイル・カイザー(フンコス・レーシング)がラップ1=21秒9182 (かなり速いデス)、ラップ2=21秒9152と、2ラップを1000分の3秒という小さな差に収めるアタックを完成させてポール・ポジションを獲得した。カイザーはセント・ピータースバーグでの開幕2戦で、2位、3位という好成績を残している。

 フンコス・レーシングは2017年にチームとしてヴェライゾン・インディーカー・シリーズへのステップ・アップを計画している。昨年、彼らはスペンサー・ピゴットをインディー・ライツのチャンピオンの座に就けている。カイザーで2年連続制覇はなるか?

 予選2位はエド・ジョーンズ(カーリン)。トップとの差は2ラップ合計で0.0954秒という小ささだった。

 カーリンも来年のインディーカーへのステップ・アップを目論むチーム。今年のインディー500に挑戦するという話も出ている。2カー・チームの彼らはジョーズのチームメイトのフェリックス・セラレスが予選5位につけている。

マツダのスカラシップを受けるウルティアは予選3位

 予選3位はマツダ・ロード・トゥ・インディーのスカラシップを受けているサンティアゴ・ウルティア(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)。ポールとは0.1327秒差だった。
 シュミット・ピーターソン・モータースポーツの他のドライバーたちは、RC・エナーソンが予選4位で、ルーキーの2人、アンドレ・ネグラオとヒーミン・チョイがそれぞれ予選6位、予選15位という結果だった。
 
 3人をエントリーしているアンドレッティ・オートスポートは、ルーキーのダルトン・ケレットによる8位が最上位。ディーン・ストーンマンが予選9位、シェルビー・ブラックストックは予選12位だった。

 レースはカイザーがポールから危なげなく全90ラップをリードして優勝。2位はジョーンズで、3位は4位スタートだったエナーソン。予選3位だったウルティアが4位でゴールした。

 ストーンマンは9番手スタートから4つポジションを上げて5位フィニッシュ。16番手スタートだったザック・ヴィーチ(ベラルディ・オート・レーシング)から8位まで大きく順位を上げてフィニッシュした。
以上

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