2016年4月23日土曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オヴ・アラバマ Day1 プラクティス2 共同記者会見から:「明日の予選では、トップ6入りを目指します。フロント・ローが獲れたら最高ですが、それができなくても、バーバーで久しぶりにファイアストン・ファスト6で戦いたいですね」

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
「2カーチームが機能していますね」

 「プラクティス1での悪かった点も、プラクティス2で良くすることとができました。2カー・チームが機能しています。去年はそこがまだ100パーセントではなかったんですが……。

 今年は、経験豊富なチーム・マネジャーもチームに加わって来て、2台の両方が良い状態で走れていると感じて来ています。ジャック・ホウクスワースと自分は、走行データを完全にシェアし、協力し合ってマシン・セッティングを向上させ、より速く走れるよう努力をして来ています。バーバー・モータースポーツ・パークで行う春のテストは、いつもだと寒いコンディションになってしまうんですが、今年は今から1カ月ほど前に行って、それなりに暖かい中で走ることができました。今日のコンディションに似ていたと言えます。そして、そのテストで得た情報が役に立っていたと思います。エンジニアたちは、テストでのデータと今日のデータも総合し、マシンのセッティングを向上させて行ってくれました」

「このコースにホンダのパッケージングがうまく機能している」

 「マシンは走り始めからセッティングが良かったので、今日は細かな部分の調整を重ねて行きました。ジャックと仕事を分担し、違う項目をテストしました。このコースでは、ホンダのパッケージングがうまく機能をしているようですね。しかし、実際にはとても激しい競争となっています。バーバーのコースには長いストレートがありますが、その一方でコーナリングをしている時間も長い。そのため、マシンはダウンフォースが大き目のセッティングになっています。そうしたセッティングでは、ドラッグも大きく、非常に効率的な状態にはなっているとは言えません。ただ、ホンダのエアロ開発チームと僕らのエンジニアたちは、このコースに対するバランスの良いところを見つけた、ということだと思います。ドラッグとダウンフォースのバランスがちょうどいいところを発見した。もちろん、そこにはタイヤのパフォーマンスや特性も影響して来ます。タイヤが十分に暖まり、最も高い性能を発揮するためにはある程度のダウンフォースが必要で、それが得られていなければタイヤはグリップをすぐに失ってしまいますから」。

「タイム差は小さく、明日どうなるかは予想が難しいが
我々は悪くない状況にあります」

 「今日の結果を見ると、各ポジションのタイム差が非常に小さいですね。明日がどうなるかは、そうした面からも予測は難しいと思います。天気が変わり、コンディションも今日とは異なるものになるかもしれません。それでも、僕らは今日の2セッション両方で競争力を見せることができたのですから、明日に向けても悪くない状況にあると感じています。明日の予選では、トップ6入りを目指します。フロント・ローが獲れたら最高ですが、それができなくても、バーバーで久しぶりにファイアストン・ファスト6で戦いたいですね」
以上

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