Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
Jack Amano(以下――):30分間で21周、ブラック・タイヤで走り込みました。感触はどうでしたか?
佐藤琢磨:いいと思いますね。クルマはすごく安定して来たし、コンディションが悪い時にコンペティティブなラップ・タイムを出せてました。セッションの最後の方での自分は、フューエル・マイレッジを稼ぐ走りなどをトライしていて、他のクルマがスピード・アップしたことで最終的に11番手になりましたけど、非常に手応えのあるセッションになっていました。
――昨日の予選後にはブラックでの走りが良くなかったという評価でしたが?
佐藤琢磨:はい。それで昨日からセッティングを変えてきていて、マシンはとても良くなっていました。
「今のクルマで行くと、決勝もスタビリティを確保できそうです」
――このような場合、レッド・タイヤでの走りも同じように良くなるというものなんですか?
佐藤琢磨:そうなるとは限らない。ただ、レッドの方はどうしてもタイヤの特性上、アンダーステア傾向になるので、今の状態からフロント・ウイングの角度を増させるとかで対応します。少なくとも、リヤのスタビリティとタイヤ性能の落ち込み、その両方を抑えることができれば、ブラック装着でもレッド装着でもマシンをコントロールする事は可能なので、そこを見たかったんですよね、このセッションでは。そういう意味で21周できたのは良かったと思います、ほとんどフル・スティントの周回数ですからね。
――今のセッションは少し気温などが低めでしたが、午後の決勝はとても暑くなりそうです。
佐藤琢磨:そうですね。ですから、路面コンディションは午後に向けて悪くなって行くでしょう。今は良くても午後に悪いってコトになる可能性はありますよね。でも、昨日の朝から予選に向けても、もちろんクルマのセッティングを昨日は大きく変えたわけだけど、それは計算をし直せば、同じような状況っていうのは予想ができるので、今のクルマで持って行くと、ちょうど良くなるってうのか、スタビリティは確保できそうな気配ですよね。
「アクシデントは避けて慎重に、攻めるところは攻めていく」
――先頭も見える8番手からのスタートですが?
佐藤琢磨:はい。今日はとにかくアクシデントは避けたい。でも、あんまり安全に行くとアッという間に囲まれちゃうので、そのあたりは慎重に、でも攻めるところは攻めて行きたいです。
――前の3列にいるドライバーたちはそんなにラフだったり、リスクを冒すタイプじゃないですよね?
佐藤琢磨:まぁそうですね。大丈夫だと思います。危なっかしいとしたら、ジェイムズ・ヒンチクリフかな? 同じホンダ・ユーザーっていうことで、同志的な考え方もあるんだけど、逆にライバル意識も出てくるから。ホンダのトップ2台ということでもあるし。でも大丈夫でしょう、理性のあるドライバーだとは思うから。
以上
理性のあるドライバー・・・w
返信削除