2016年3月14日月曜日

2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R1 セント・ピータースバーグ Race Day ファイナル・プラクティス:「クルマは良くなりました。決勝はジャックがレッドで行くというので僕はブラックで彼に道を創ってもらって、後でスルスルスルっと行こうと思ってます」

「久しぶりにレッド・タイヤをウォーム・アップで使いました」

Jack Amano(以下――)30分間のセッションをトップで終えましたが?

佐藤琢磨:レッド・タイヤでのタイムでした。P1という良いポジションだったのは、もちろん決勝に向けてポジティブな要素です。何人がレッド・タイヤを試したのかはわからないですけど。ブラック・タイヤでも自分たちは4、5番手あたりだったと思います。現実的に、トップ6に入っているペースだったので、昨日までのプラクティスを反映していて、予選が明らかにちょっと失敗だったなって感じです。そういう意味では、今日ペースを上げられたのは良かったですね。久しぶりにレッド・タイヤをウォーム・アップで使いましたね、何年ぶりかな? 多分、KV時代以来じゃないかな、もしかしたら。覚えてないぐらい遥か彼方に昔ですね、レッドで走ったのは。
――今日、レッドで走った理由は?

佐藤琢磨:多分レッドはレースで使わないだろうっていう(笑)。去年、僕はセント・ピータースバーグでレッド・タイヤの方がペースが良かったんですけど、いずれにしても、昨日使ったレッドはかなり走り込んだってこともあるけれど、タイヤ・プレッシャーのセッティングをすごく間違えていたでしょう? 練習というか、エクスペリメントというか、ちょっと違うストラテジーでレッド・タイヤがどういう風に反応するかというのをやりたかったんですよね。で、僕らはそれをやってみたかったので、使いました。

――結構な連続周回をしていましたよね?

佐藤琢磨:そうですね。でも、結果的には6~7周かな? ローカル・イエローとかが入ってたりとかしたので、ちゃんとしたペースで走れたのは4周ぐらいだったと思います。でも、そうですね、スティントでタイヤがどういう風になっていくのかっていうのは感じ取ることができました。ロング・ランじゃないんだけど、(フル・スティントの)半分ぐらいはできたので、それは確認ができてよかったです。

――クルマのセットアップは、昨日までのものから更に換えているってことですか?
佐藤琢磨:クルマは良くなりました。また色々やりました。

――スタートは11番手という微妙な位置からとなりますが?

佐藤琢磨:そうですね、ちょっとイヤですね。ずっとこの3年間、セント・ピータースバーグはずっと前の方からスタートだったからクリーンだったけど……。まぁ、でも僕のここでのベスト・フィニッシュは2011年だっけ、震災の年ですよね、5位かなんかで。あの時は確か予選が今回と同じようなポジションで(同じ11位)、結構リスタートのたびにアウト側に追いやられて大変だったんだけど、まぁでも、ここは(集団でターン1に殺到しても)抜けられないことはないので、結構コースが広いのでね、気をつけていきます。チームメイトのジャック(・ホウクスワース)はレッド・タイヤでいくっていってるので、僕はブラックにしようかなって思ってます。彼に道を作ってもらって、あとでスルスルスルッていこうかなって考えています。
以上

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