2016 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R1 セント・ピータースバーグ Day2 予選：「セカンド・セグメントで最初の自分のラップを上回れなかったのは残念です」

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佐藤琢磨、今年のセント・ピータースバーグは予選11位
チームメイトのジャック・ホウクスワースが予選10位

――今シーズン初めての予選、AJ・フォイト・チームは2台揃ってセグメント2に進出しましたが、ファイナルに駒を進めることはできませんでした。どんなマシンの仕上がり具合、どんな手応えのあった予選となっていたでしょうか？
佐藤琢磨：ここまでプラクティスでは2台でプログラムを分けて、それぞれのいいものをお互いに使い、全体的なチームトしてのパフォーマンスは大分上がっていたと思ったんですけど、セグメント1ではレッド・タイヤで僕自身のラップ・タイムは60秒7まで行ってるので、悪くはなかったと思うんですけど、もう少し、もう一歩上にタイムを上げたかったので、セグメント２用のセッティングは少し調整をしました。しかし、それが裏目に出たというか、グリップを失うカタチになって、セカンド・セグメントでは最初のセグメントの自分のタイムを上回れないという、非常に残念な結果になりました。
「ペンスキーはユーズド・タイヤでも安定してる。しかも4台共通」
――チーム・ペンスキーが本当に強く、圧倒的でしたが、ホンダとシボレーの間にあるマシンのパフォーマンス差は、どう見ていますか？

佐藤琢磨：去年もペンスキーは予選で１－２－３－４で、ここは強かったです。でも、今年の彼らはリ・ランというか、一度使ったタイヤで走り続けても好タイムを出せるんですよね。絶対的な速度はもちろんニュー・タイヤの方が速いんだけれど、僕らは一度休ませたタイヤであれだけのタイムは出ないですね。そこらへんがすごく彼らは強い。それが4台共通している。60秒台前半をユーズド・タイヤで出すというの、僕らは無理ですね。で、ライアン・ハンター-レイ（アンドレッティ・オートスポート）が今日は頑張って、ホンダ勢でただひとりトップ6に残って、去年の僕みたいなカタチになってたけど、60秒8で、コンマ6秒の差がポール・シッターとの間がついちゃっているので、ちょっとペンスキー陣営は圧倒的だったな、と思います。

「ロング・ランは明日のウォームアップで試したいです」

――決勝に向けてのセッティング、ロング・ランの感じっていうのは、まだ試せていないでしょうが、そちらでの可能性は？
佐藤琢磨：そうなんですよね、ショート・ランばっかりでロング・ランは試していないので、何ともいえないんですけど、明日のウォーム・アップで試したいですね。今日の各セグメントでのブラック・タイヤでは、まぁ、僕は最初のセグメントはニュー・ブラック・タイヤで出て行ったので多少のアドバンテージは確かにあったんだけど、かなりブラック・タイヤでのパフォーマンスは良くて、セグメント１では僕がファステストだったし、2回目も2番手ぐらいだった。そういう意味では、僕らのブラック・タイヤでのマシンは悪くないと思います。あとはロング・スティントで安定したラップ・タイムを刻み続けられるように、ちょっとクルマをもう1回見直していきたいと考えています。
以上