セッション2でトップに立ち、パワーは午前のクラッシュを挽回する Photo:INDYCAR (Joe Skibinski)クリックしえ拡大 |
晴れ間が出て気温は28℃までアップ。蒸し暑さを感ずるコンディションでプラクティス2は開催された。
走行開始から10分足らずでコースの舗装が剥がれてきた箇所が出て、赤旗中断。大急ぎで補修はなされて約40分後に走行再開はなったが、プラクティス1同様に1時間15分の予定だったものが、再開後は40分でチェッカード・フラッグと決定されたため、トータル50分ほどのセッションに短縮された。
パワー、セッション終盤間近にディクソンを逆転
今シーズン二つ目のセッションでトップ・タイムをマークしたのは、プラクティス1でクラッシュしてしまったウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。サスペンション・トラブルでも起こってのアクシデントとも見えたが、パワーによれば、「バンプを越えたところでグリップを失った」ということだった。1セッション目に十分周回を重ねられなかったパワーだったが、セント・ピータースバーグ2勝、昨年のポール・シッター&コース・レコード・ホルダーだけに1セッション目で陥った不利から一気に抜出すことに成功、セッション2の計測終了が近くなったところで1分00秒9431をマークし、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)からトップの座を奪ってみせた。今日最初に1分1秒を切ったディクソンだったが、1分00秒9573のベストで2番手となった。パワーとの差は0.0142秒だった。
午前中トップのパジェノーは3番手!
4番手はホンダトップのレイホール、琢磨は5番手!!
1分1秒を切ったのはこの2人だけ。3番手以下にちょっとした差をつけていた。その3番手はプラクティス1でトップだったシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)。彼は自己ベストを0.5秒以上縮めた1分01秒1796を出したが、トップとは0.2365秒の差となった。
4番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の1分1秒2924。シヴォレーのトップ2チームがトップ3ポジションを独占し、ホンダ勢のトップはレイホールが手に入れたということ。レイホールとパワーの差は0.3493秒と小さくなかった。
5番手タイムを出したのは佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)。プラクティス1では4番手だったから、2セッション連続でのトップ5入りだ。これを実現したのは琢磨とパジェノーだけだった。レイホールとの差は0.0322秒と小さいが、こちらもトップのパワーには0.3815秒の差をつけられた。パワーとディクソンのトップ2が抜きん出て速かったのだ。
6番手はジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)=1分1秒3334。彼は2013年のセント・ピータースバーグ・ウィナーだ。
ホンダ勢が4~8番手を占めて、トップ10ではホンダ5台、シボレー5台
7番手はカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)の1分1秒3745だった。4台体制に戻ったアンドレッティ軍団、プラクティス1では元チャンピオンでインディー500優勝経験も持つエース格のライアン・ハンター-レイが5番手でトップだったが、2セッション目はムニョスが最上位。それも、チームで只一人のトップ10入りだった。ムニョス以外の3人は、マルコ・アンドレッティ、ハンター-レイ、ルーキーのアレクサンダー・ロッシの順で11、12、13番手だった。開幕前に2日間しかテストできていない割にロッシは健闘している。
開幕戦で恒例のホンダ・ドライバー記念撮影。セントぴ0-と初日は好調なスタート Photo:INDYCAR (Chris Jones)クリックして拡大 |
9、10番手はチーム・ペンスキーのエリオ・カストロネヴェスとファン・パブロ・モントーヤ。トップ3は全員シボレーーだったが、4~8番手をホンダ勢が占め、トップ10で見るとシボレーとホンダが5台ずつでイーヴンだった。
「1セッション目でマシンを壊した。シーズンのスタートとしては悪いものになったが、クルーが見事な仕事をしてマシンを完璧な状態に戻してくれた。トップ・タイムを出せてとてもハッピーだ」とパワーはコメントした。
安定のチャンピオン、ディクソン。初日は2番手タイムで終える Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
以上
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