2016年2月1日月曜日

2016 INDYCAR ニュース 1月31日:ホンダがデイトナ24時間で初の総合優勝

ホンダ、デイト24時間で念願の初優勝!スコット・シャープ(右端)も搭乗 Photo:American Honda

 マシンは新開発3.5リッター・ツイン・ターボV6
=ホンダHR35TT搭載のリジェ・ホンダJSP2

 フロリダ州デイトナ・ビーチにあるデイトナ・インターナショナル・スピードウェイ(全長3.56マイル)で開催された第54回ロレックス24アット・デイトナ(デイトナ24時間レース)でテキーラ・パトロン/ESMのリジェ・ホンダJSP2が総合優勝を飾った。マシンを駆ったのはピポ・デラニ、ジョハネス・ヴァン・オーヴァービーク、スコット・シャープ(元インディーカー・チャンピオン)、エド・ブラウンの4人。
 
デイトナ・プロト3台を向こうに回しての勝利! Photo:American Honda
生産車用エンジンをベースとして新たに開発された3.5リッター・ツイン・ターボV6エンジン=ホンダHR35TTを搭載するマシンでエントリーした彼らは、フロント・ロー外側グリッドからスタート。ストックカー用の急なバンクも持つ3.56マイルのロードコースを24時間で736周。ウェイン・テイラー・レーシングのダラーラ・シボレーDP(デイトナ・プロトタイプ)を26秒という僅差で下して勝利した。DPマシン3台を向こうに回し、ゴール前2時間弱でトップを奪還すると、ESMチームはそのままリードを保ってゴールへと飛び込んだ。彼らと同一周回にはもう1台のコルヴェットDPがいた。そちらに乗っていたのは現役インディーカー・ドライバーのライアン・ハンター-レイだった。


  これはホンダにとって記念すべき初のデイトナ24時間レース総合優勝。フィニッシュ・ドライバーを務めたデラニはレース中のファステスト・ラップも記録した。次なるレースはアメリカのもうひとつのビッグ耐久イヴェント=セブリング12時間レース(3月半ば)だ。
GTLMクラスはシボレー・コルベットC7が1-2フィニッシュ


  なお、GTLMカテゴリーではシボレー・コルベットC7が、ポルシェ、フェラーリ、BMWとのバトルを勝ち抜いて1-2フィニッシュを決めた。しかも、この2台はチームメイト同志で熾烈な優勝争いを最後まで繰り広げ、ゴール時の両車の差は僅かに0.034秒しかなかった。勿論デイトナ24時間の長い歴史の中で最少差での決着となった。なお、チップ・ガナッシ・レーシングがオペレーションを担当するフォード・ワークスのGTLMマシン=フォードGTは電気系統などのトラブルがレース序盤から発生し、上位フィニッシュはならなかった。
以上

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