2015年7月2日木曜日

2015 INDYCAR レポート R11 MAVTV500 レースレビュー:パック・レーシングについて読者の反響にお答えします!

自らラインを下げたことが琢磨を巻き込むアクシデントの引き金となってしまったパワー。しかし彼のその怒りの矛先は琢磨に向いていたのではないはずだ Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
二度とやらないはずだったパックレーシングだが
 
 佐藤琢磨選手が大活躍したMV TV500、ファンの皆さんからのレスポンスが素晴らしく、琢磨選手のコメントには多くのコメントも頂きました。ありがとうございました。
 皆さんはあの“パック・レーシング”をどう感じたでしょうか?


2015年6月29日月曜日

2015 INDYCARレポート 佐藤琢磨コメント R11 MAVTV500 Race Day 決勝 その2:「今日の走りでチーム全体の士気は上がりました。ポコノにはみんなリベンジ的な気持ちで臨んでくれると思うので僕自身もとても楽しみにしています」

不運なクラッシュでレースを終えることになったが、今回見せたスピードは間違いなく本物。次戦ポコノに期待だ! Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
「自分のスピードと、周りのドライバーを見て
今日は行けるな、と思っていました」


Jack Amano(以下――):ラップ・バックした上に4位まで挽回した。またトップ争いに加わって行くところでしたね、アクシデントが起きたのは?

佐藤琢磨:そうでしたね。もう残り10周だっていうのはわかっていたし、もう、とにかくトップ5に入れば、あとはもう最後にどういう風な形で前に出るかっていうのを計算し出さなくちゃいけなくて、けど、自分が今持っているクルマのスピードと、周りにいるドライバーたちを見ると、今日は行けるなって思ってましたね。

2015 INDYCARレポート 佐藤琢磨コメント R11 MAVTV500 Race Day 決勝 その1:「パックの中でマシンはトップ・レベル。ラップ・ダウンになってから、非常に速いラップを刻めて前に追いつけたのは非常に大きな自信につながりました」

激しいパックレーシングの中でポジションを上げていく戦いとなった Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
「パワーとディクソン。シリーズで最も信頼できるドライバーだから
安心してスリー・ワイドになっていました」


Jack Amano(以下――):最後はすごい追い上げで優勝争いまで行きましたね?

佐藤琢磨:なんて言ったらいいんですかね、最後は非常に残念でした。ああいう形で今日のレースを終えるとは思ってなかった。すごいパック・レーシングだったから、いつアクシデントが起きてもおかしくないシーンが何度もあったけど、今日は落ち着いて走っていたし、危機回避っていうのは何度もあったけど、自分から無理して行くとかいうシーンは1回もなかったと思うんですね。特にセイジ・カラムとグレアム・レイホールは酷い走りをしてたから、あの2台には気をつけてました。カラムとは2回も接触があって……接触っていうか向こうがぶつかって来たんですけど両方とも……。

2015年6月28日日曜日

2015 INDYCARレポート R11 MAVTV500 Race Day 決勝:フォンタナの500マイル・レースはグレアム・レイホールが優勝

Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
テキサスと異なるエアロルールが生んだワイルドな展開
 パック・レーシングがほぼ復活していた。2011年ほどではなかったが、それに近いワイルドさになっていた。その裏には幾つかの事情が絡んでいた。
 まず、今回のフォンタナは日中のレースとされたので、インディーカーがウィングのルールをテキサスとは違えた。バンクの傾斜角度が14度とフォンタナは小さい(テキサスは24度)ので、リヤ・ウィングのアングルを0度まで立ててよいことにした。今年のテキサスではマイナス6度~マイナス10.5までとされていた。