2015年5月16日土曜日

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第99回インディー500 Day5 5月15日 プラクティス5 ファスト・フライデイ:「明日の目標はずばりファスト9!」

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「今日は大幅にセットアップを換えて新しいものを色々と探しました」

Jack Amano(以下――):予選仕様での1日、結構走れた1日でもありました。

佐藤琢磨:ウーン、どうだろうな? 今日はコンディションがこれまでの数日とは大きく変わってましたね。風向きも180度違い、暖かい空気が入って来て、湿度も上がってました。で、全然気温も路面温度も違うので、もうトラック自体のグリップが大きく下がりましたね。それでなおかつ予選トリムでロー・ダウンフォースにしなくちゃいけないので、みんな相当苦労をしていたみたいです。

2015 INDYCARレポート 第99回インディー500 Day5 5月15日 プラクティス5 ファスト・フライデイ:予選ブーストでの最速はシモン・パジェノーの230.698mph!佐藤琢磨は9番手タイム

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天候:晴れ
気温:23~28°C


2日連続でトップタイムをマークしたパジェノー
「決勝用マシンの仕上がりには満足だが、僕はPPの最有力候補じゃない」

 ターボのブーストを上げ、パワー・アップしたエンジンで走るプラクティス・デイ=ファスト・フライデイ。明日、明後日の予選はハイ・ブーストでの戦いが行われるのだ。今日も走行は正午から夕方6時まで。この間に最速となる230.698mphをマークしたのは昨日も最速だったシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)だった (クリックして動画を視聴)

2015年5月15日金曜日

2015 INDYCARレポート 第99回インディー500 Day4 5月14日 プラクティス4:パジェノーがトップタイム! バディ・ラジア登場でエントリー全34台がコースに

パワーと並走するパジェノー。連日ペンスキー勢は安定した速さを見せている
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天候:曇り
気温:17〜22℃


「順調に決勝用プログラムをこなしている」と語るパジェノー

 今日の最速はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)だった。スピードは228.793mhで、昨日のように230mphには届かなかった。
 「順調にプログラムをこなして来ている。マシンの調子はとても良い。決勝用セッティングを進めることができている。明日は予選に向けたセッティングを行い、明後日から2日間の予選。その後はまた決勝用セッティングに戻して月曜に走り、金曜がファイナル・プラクティスだ。5月3日のテストを含め、これまでずっと気温があまり高くないコンディションで走って来ているので、決勝日が暑くなったらセッティングをどのように調整するかが難しくなる」とパジェノーは語った。

2015 INDYCAR レポート 2015開幕5戦振返り その3:ドライバーランキングチェック

シーズン序盤をリードしたモントーヤ以下のペンスキー軍団。モントーヤとパワーのチーム内での関係が気がかり Photo:INDYCAR(Mike Harding)
 振返り企画の最後ではドライバーのランキングをチェックして行こう。一部寸評つきで。

1 モントーヤ 171点……1勝、3位2回、予選4回でファスト6進出3回
2 パワー 166点……1勝、2位1回、予選4回でファスト6進出3回
3 カストロネヴェス 161点……勝利ナシ、2位2回、すべての予選でファスト6進出(!)
……ペンスキーがトップ3を独占。今年の彼らのダッシュぶりはすごい。JPMとパワーの間でフリクション増加中とも見える。

2015年5月14日木曜日

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第99回インディー500 Day3 5月13日 プラクティス3:「今年はスピードが上がった結果、コーナーがどんどんキツく見えて、スピードウェイのコースがどんどん狭くなって来てます」

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「ファスト・フライデイまで天気が良ければ
問題なくトリムしていけそうです」


Jack Amano(以下――):今日はまたすごくスピードが上がりましたね。
佐藤琢磨:上がりましたね。
――今日のプログラムと、その成果を教えてください。
佐藤琢磨:今日は結構いろんなコトをやりました。(空力を)トリムして、予選に向けた下準備をかなりしましたし、またダウンフォース量を増やしてトラフィックに混ざって走りました。まぁ非常に充実した1日でした。

2015 INDYCARレポート 第99回インディー500 Day3 5月13日 プラクティス3:最速は230マイルをマークしたカルロス・ムニョス!

ホンダ勢初のセッショントップはムニョス Photo:INDYCAR(Chris Owens) クリックして拡大
 
全日最速のカストロネヴェスがクラッシュ!

 昨日最速だったエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)が走行開始から1時間経たないうちにターン1を単独走行中にスピンし、180度回って壁にヒット(クリックして動画をチェック。後ろ向きに進んだマシンは宙を舞い、裏返しに着地した。幸いにもエリオに怪我はなかった。

2015 INDYCAR ニュース 5月13日:第5戦のペナルティ発表 カストロネヴェスのポイント8点減算に 

スタート直後の1コーナーで止まり切れずディクソンにヒット。マルチクラッシュを引き起こしたカストロネヴェスだったが… Photo:INDYCAR(Jim Haines) クリックして拡大
不可解な水曜日のペナルティ発表

 今日、インディーカーはアンジーズ・リスト・グラン・プリ・オヴ・インディアナポリスでのルール違反、及びペナルティを発表した。去年の場合はレース後の火曜日発表が恒例だったが、土曜日のレースだった今回、なぜかプラス2日がかかって水曜に発表された。

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第99回インディー500 Day2 5月12日 プラクティス2:「今日もトウを使ったとはいえ14番手とソコソコのポジションにはいるので、一応スピードは維持できると思ってます」

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「いろいろと試した結果よいハンドリングが得られました」
Jack Amano(以下――):今日はどんな目標を立てていたんでしょうか? そして、その達成具合はどうでしたか?
佐藤琢磨:本当は、最後はトラフィックで走りたかった。その前までに行なっていた単独でのクルマ作りっていうのは昨日からの続きでした。今日は風が強かったし、寒かった。空気が結構重たくてスピードは伸びない状況でした。なおかつ、僕らのマシンはちょっとハンドリングがシックリ来てなかったので色々と試しました。その結果、そこそこ良いハンドリングが得られて今日のベストが出ました。

2015年5月13日水曜日

2015 INDYCARレポート 第99回インディー500 Day2 5月12日 プラクティス2:2日目最速はエリオ・カストロネヴェスで、ペンスキーが1-2

2日目の最速はカストロネヴェス。227mph台半ばを突破! Photo:INDYCAR(Jim Haines) クリックして拡大
スピードはさらに上がって初日を2マイル近く上回る227.514mph!

 昨日はチップ・ガナッシ・レーシングの1-2-3で、今日はチーム・ペンスキーが1-2だった。
 最速はエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)の227.514mphで、2番手はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)の227.382mphだった。

2015 INDYCARレポート 2015開幕5戦振返り その2:予選パフォーマンスからも際立つペンスキー勢の強さ

ここまでのPP獲得は、パワー2回、カストロネヴェス2回、そしてランキングでモントーヤが1回。ペンスキー内のPP争いが続く状況だ Photo:INDYCAR(Chris Jones)
 
開幕以来ポール・ポジション独占を続けるペンスキー

 「その2」では予選でのパフォーマンスを振り返る。
 ポール・ポジションは、

開幕戦 パワー
第2戦 予選なし(ポイント・トップのモントーヤ)
第3戦 カストロネヴェス
第4戦 カストロネヴェス
第5戦 パワー

 と全レースでペンスキー勢がポール・スタート!

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第99回インディー500 Day1 5月11日プラクティス その2:「単独走行で4番手ぐらいにつかることができて、気分はいいですよね。ちょっと怖いぐらい。今日感じたのは、もっともっと足周りを煮詰めてたいってコトでした」

Photo:INDYCAR(John Cote) クリックして拡大
「スピード上がっているけど去年ほどダウンフォースは削れないかも」
Jack Amano(以下――):まだ2日走っただけですが、トウの効き具合がこれまでと違うとなると、集団で走る時間をこれまでより長くしたいと感じていますか?
佐藤琢磨:そうですね、イメージとしては勿論、空力効率が上がってドラッグが減っているのでスピードは上がってますけど、去年ほどダウンフォースは削れないかもしれない。意外にレースではダウンフォースをガッツリつけてかないと危ないというか、前のクルマにくっついて行けないかも。

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 第99回インディー500 Day1 5月11日プラクティス その1:今日は短めの走行で、エンジン交換をやって明日から本格的に……という考えでした。でも、ただ走るだけじゃ勿体ないので、ちょっと変わったテストをやりました

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「予選はすごくしびれる戦いになると思いますよ」
Jack Amano(以下――):かなり速いですね、いきなり。インディーらしく雨で始まったプラクティス初日でしたけど。
佐藤琢磨:一昨年、シボレーが出て来た最初の年って走り出してからの数日間て216mphとかでトップ・タイムだったの、覚えてます? 去年、エンジンのパワーが大分上がって速くなった。だけど、こんなレース用ダウンフォースをすごくつけた状態で224mphとかって、ホントに危ない。クルマの軌跡がワーッと外に行っちゃうんです、遠心力が強過ぎて。だから、速く走ることはできるけど、曲がり切れるかどうかわからない。予選はすごいシビレる戦いになると思いますよ。今リヤについている“うさぎの耳”みたいのを外したり、ウィングをマイナス10°とかやったら……チビると思う。

2015年5月12日火曜日

2015 INDYCARレポート 第99回インディー500 5月11日 プラクティス1:最速はセイジ・カラム! ガナッシ勢が1-2-3

セイジ・カラム、インディー500初日プラクティスでトップタイムをマーク Phito:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大

インディー500、初日走行したのは30台

 アンジーズ・リスト・グラン・プリ・オブ・インディアナポリスが終わり、たった1日のインターヴァルを挟んでインディー500のプラクティスが始まった。
正午からルーキー・オリエンテーション・プログラム(ROP)が1時間で、午後2時から全員のプラクティスが午後7時までというスケジュールだったが、ROPの後に雨が降り出してプラクティス開始は4時16分までズレ込んだ。それでも、通常より1時間遅い午後7時終了という予定になっていたので、プラクティスは2時間45分間ほど行うことができた。

2015 INDYCARレポート 2015開幕5戦振返り その1:シボレー軍団、チーム力の高さで序盤をリード

開幕戦で優勝!その後も安定したレース運びを見せるモントーヤがポイントリーダーとしてインディー500を迎える Photo:INDYCAR
開幕5レースで5人のウィナ―が誕生!
 エアロキットが登場した2015年シーズンは開幕から5戦がストリート&ロードレースのみというスケジュール。
 優勝したのは、
開幕戦 セント・ピーターズバーグ:ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)
第2戦 ニュー・オリンズ:ジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)
第3戦 ロング・ビーチ:スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)
第4戦 バーミンガム:ジョセフ・ニューガーデン(CFHレーシング)
第5戦 インディアナポリス・ロードコース:ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)

という面々。5レースで5人のウィナーが誕生とインディーカーならではの混戦ぶりが健在だ。

2015 INDYCAR フォトリポート R5 グランプリ・オブ・インディアナポリス:決勝前のダミーグリッドから

シボレーとホンダ、リアウイングを比べてみると…
Photo:Masahiko Amano (クリックして拡大)
 
Photo:Masahiko Amano
 決勝のダミー・グリッドに向う前にピットでアレコレとチェック。琢磨号のウィングでは2枚のリヤ・ウィング・エレメントが立っていて「ABC」のゴロがバッチリ見えるのに対し、パワーの方は、同じ2枚のエレメント装着だけど、限りなくフラットに近い。ウィングだけでダウンフォース発生させてるワケじゃないけど、このウィングの差を見ただけでストレート・エンドでのスピードが5mphとか違うって話も納得できる。

2015 INDYCAR レポート 第99回インディー500 Day7 5月17日 プラクティス7:エド・カーペンターがクラッシュ

3番手となるタイムをマークしながらクラッシュしたカーペンター。本人は幸い無傷だったが… 
Photo:INDYCAR (Chris Owens)
アクシデント後、プラクティスは赤旗中断
その後、走行再開されず2時間以上が経過


 予選2日目、朝のプラクティスでエド・カーペンター(CFHレーシング)がクラッシュした。予選シミュレーション中で230mph台をマークした次のラップ、カーペンガーはターン2でスピンし、宙を舞って裏返しにコースに着地したクリックして動画視聴)。

2015年5月11日月曜日

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント グランプリ・オブ・インディアナポリス 決勝:「今日はピット・ストップも非常に素早かったし、コース上では良いバトルができたし、何度もオーバーテイクをしてポジションを上げられたのがすごく良かったです」

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今シーズン初のトップ10フィニッシュ 
 シリーズ第5戦のアンジーズ・リスト・グラン・プリ・オブ・インディアナポリスで、AJ・フォイト・エンタープライゼスの佐藤琢磨は9位フィニッシュした。今シーズン初めてのトップ10入りだ。AJ・フォイトが初めて姿を見せたレースで、彼がピット・スタンドで戦況を見守る中、14号車のドライバーは粘り強いレースを戦い抜いた。ゴールしてマシンを降りた琢磨の肩をAJは軽く叩き、「グッド・ジョブ!」と笑顔で声をかけていた。

2015年5月10日日曜日

2015 INDYCARレポート R5 グランプリ・オブ・インディアナポリス 決勝:ウィル・パワーがポール・トゥ・ウィン

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天候:晴れ
気温:26.5〜28℃

開幕5全目にして待望のシーズン初勝利
 アンジーズ・リストがスポンサーについた第2回グラン・プリ・オブ・インディアナポリス、優勝したのはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。昨年度シリーズ・チャンピオンは開幕5戦目にしてようやく初勝利に手を届かせたわけだが、その勝ちっぷりは昨日の予選同様、ライバル勢に差を見せつける見事さだった。

2015 INDYCARレポート R5 グランプリ・オブ・インディアナポリス スタート・タイヤ

モントーヤはオルタネート1本だけ新品に Photo:Masahiko Amano
グリッドでスタート・タイヤをチェック

2015 INDYCARレポート R5 グランプリ・オブ・インディアナポリス Race Day ウォームアップ:ファイナル・プラクティス最速はルーキーのコレッティ

シボレー勢がトップ5! ホンダトップはレイホールの6番手 

 決勝日のファイナル・プラクティスはアンジーズ・グランプリ・オブ・インディアナポリスでも30分間。このセッションもドライ・コンディションで行われた。
 このプラクティスでのベスト・ラップとなる1分10秒5942を記録したのはステファノ・コレッティ(KVレーシング・テクノロジー)だった。モナコ出身ルーキーの予選順位はキャリア・ベストの10位。今日の決勝レース=82周でどんな戦いぶりを見せてくれるのか、楽しみだ。

2015 INDYCAR フォト・レポート R5 グランプリ・オブ・インディアナポリス カラーリング・ガイド

2 ファン・パブロ・モントーヤ 赤メインのヴェライゾン・カラー Photo:INDYCAR