ついにレギュラー・シートを獲得したコナー・デイリー Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher) |
デイル・コイン・レーシングは2016年シーズンにはジョナサン・バーズというレストラン・チェーンをスポンサーに迎え、ふたりのアメリカ人ドライバーを走らせる。
フル・シーズンを戦うドライバーとしてはコナー・デイリーを起用して18号車に乗せる。そして、インディー500では88号車をフル・サポートし、スプリント&ミジェット・カーからインディーへのステップ・アップを果たしたブライアン・クロウソンを搭乗させる。決勝進出が決まれば、クロウソンにとってインディー500出場は3回目となる。なお、2016年の第100回目を迎えるインディー500でのデイリーのマシンはジョナサン・バーズ以外のスポンサー・カラーを纏うこととなるようだ。そちらに関する発表は未だない。
執念のレギュラー・シート獲得!初テストはセブリング
F1とインディーカーで走ったデレック・デイリー(アイルランド出身)の息子で、アメリカ、それもインディアナ州インディアナポリス郊外で産まれ育ったコナーは、F1挑戦も夢見ながらレーシング・カートから着々とステップ・アップ。インディー・ライツで2勝、GP3で2勝を挙げた。F1への道はテスト・ドライバーの地位まででストップしたが、2013年にはインディー500でAJ・フォイト・エンタープライゼスからアメリカン・トップ・フォーミュラへのデビューを果たし、決勝22位という成績を残した(佐藤琢磨のチームメイトとしてだった)。2014年にはインディーカーで走れなかったものの、多くのレースに足を運び、チャンスを待ち続けた。そして、2015年にはロング・ビーチに出場するはずだったロッキー・モランJr.が負傷したために急遽ピンチ・ヒッターとしてデイル・コイン・レーシングに起用された。そして、インディー500にシュミット・ピーターソン・モータースポーツから出場することとなり、そのインディー500のプラクティスでチームメイトのジェイムズ・ヒンチクリフが負傷すると、デトロイトでの2レース、トロントの合計3レースにヒンチクリフの代役として出場。デトロイトでの2レース目に6位というキャリア・ベスト・リザルトを残した。
2016年のシートをデイリーは執念で獲得した。チームは早速、デイリーとともにフロリダ州セブリング・インターナショナル・レースウェイで2日間のテストを行う計画だという。なお、2016年も2カー体制でフル・シーズンを戦う計画のデイル・コイン・レーシングだが、まだデイリーのチームメイトは確定していない。2015年と同様に複数のドライバーが19号車をシェアする可能性が考えられる。
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