テスト・レギュレーションが発表に
フェニックスでの開幕前テスト2日間と、イベント直前に行うプローモーター・テストx6=合計8日については既報通り。その他のテスト・レギュレーションだが、各チームが独自で行うプライヴェイト・テスト(もしくはフル・スケールの風洞実験)も2016年は最大8日間が許されることとなった。また、インディー・ライツ・プレゼンテッド・バイ・クーパー・タイヤズにフル・シーズン・エントリーを行うチームは、1日間のテスト・デイ追加が認められる(ただし、2016年シーズンの5レースに出場した後から)。そして、インディー・ライツのドライバーにテストのチャンスを与えるチームには、インディーカー・ドライバーとシート・タイムをシェアする1日のテスト・デイ追加が可能になる。
なお、フル・シーズン・エントラントがこれらのテストで走行できるのは、シーズン中のレース・イベント中の走行も含めたトータルで10,000マイルまでとする。
ルーキー・ドライバー起用チームに関しては、上記にプラス2日間のプライヴェイト・テストを行ってよい。ルーキー関連では、インディー500にルーキー・オリエンテーション・プログラムというものがあるが、こちらは5月16日に開催される。
新規参戦を行うインディーカー・チームは、これらの他に更に4日間のプライヴェイト・テスト・デイが追加で与えられる。
エンジン・マニュファクチャラー用のテスト・デイは、2015年9月14日〜2016年の3月3日の期間内に2日間行ってよく、このテスト中の走行マイルは各エントラントに与えられる10,000マイルにはカウントされない。1チームが参加できるマニュファクチャラー・テストは1日間のみとされる。
エアロ・キットを供給するシボレーとホンダは、2015年9月14日〜2016年のレース・シーズン中に空力コンポーネントのテストを最大3日間行うことができる。こちらでの走行距離も各エントラントの10,000マイルにはカウントされない。
これらの他にも、インディーカー主催により、4月6日にはインディアナポリス・モーター・スピードウェイのオーバル・コース(全長2.5マイル)でエアロ・キットの安全確認テストが催される。2015年シーズンのインディー500では予選までにシボレー製エアロ・キット装着の3台が宙に舞い上がったり、裏返ったりの大きなアクシデントを起こしたため、そうした状況に陥らぬよう予防策が用意された。
テストを行うコースだが、2016年度のカレンダーに載ったオーバル・コース及び常設ロード・コースはテストに適したものとしての認可がインディーカーによってされている。ただし、レース・イベントの7日間前からはそのサーキットでのテストは禁止。レース開催コース以外でテストを行ってよいコースのリストは以下の通りだ。
オーバル・コース:
オート・クラブ・スピードウェイ(カリフォルニア州フォンタナ:全長2マイル)
シカゴランド・スピードウェイ(イリノイ州ジョリエット:1.5マイル)
カンザス・スピードウェイ(カンザス州カンザス・シティ:1.5マイル)
ミシガン・インターナショナル・スピードウェイ(ミシガン州ブルックリン:2マイル)
ニュー・ハンプシャー・モーター・スピードウェイ(ニュー・ハンプシャー州ラウドン:1マイル)
リッチモンド・インターナショナル・レースウェイ(ヴァージニア州リッチモンド:0.75マイル)
ザ・ミルウォーキー・マイル(ウィスコンシン州ウェスト・アリス:1マイル)
常設ロード・コース:
サーキット・オヴ・アメリカス(テキサス州オースティンマイル)
ホームステッド・マイアミ・スピードウェイ(フロリダ州ホームステッド)
マツダ・スピードウェイ・ラグナ・セカ(カリフォルニア州モントレー)
パーム・ビーチ・インターナショナル・レースウェイ(フロリダ州ジュピター)
セブリング・インターナショナル・レースウェイ(フロリダ州セブリング)
ワトキンス・グレン・インターナショナル(ニュー・ヨーク州ワトキンス・グレン)
ただし、インディーカーはテストの開催を全面的に禁止する“ブラックアウト・デイ”を設ける。それらは、2015年の11月25日〜30日、2015年の12月21日〜2016年の1月3日、2016年の5月9日〜30日だ。
以上
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