来シーズンの主戦場をスポーツカーに移すブリスコー。インディー500へのスポット参戦はあるか?? Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) |
2016年からアメリカのIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ、そしてル・マン24時間レースへの挑戦を予定しているフォード・ワークスのドライバー・ラインナップが発表され、その中にはインディーカーで活躍して来たライアン・ブリスコーの名が含まれていた。
ブリスコーはペンスキーがオペレーションを担当したポルシェのスポーツカー・プロジェクトでドライバーを務め、近年はシボレー・ワークスのコルベットに乗ってデイトナ24時間、セブリング12時間、ル・マン24時間レースなどを戦って来た。その経歴を高く買われ、フォードのスポーツカー・レースへの本格復帰を果たすチームに抜擢された。
3.5リッターV6ツイン・ターボ・エンジンを搭載するマシンのプロジェクトで開発及びチーム運営を担当するのはチップ・ガナッシ・レーシング。インディーカーとNASCARではシボレー・チームの彼らだが、アメリカのスポーツカー・シリーズでも成功して来た実績を評価され、66、67年にル・マンを制覇したフォードGT40の名声を再び手にする任を与えられた。彼らのニュー・マシン=フォードGTには打倒コルベットという大きな使命もある。
彼らはIMSAシリーズに2台体制で参戦し、ブリスコーは67号車をイギリス人のリチャード・ウェストブルックとシェアし、66号車にはジョーイ・ハンド(アメリカ)とダーク・ミュラー(ドイツ)が乗る。カー・ナンバーも60年代にル・マンを制した時と同じものだ。
このプロジェクトに関わることでブリスコーの2016年のインディーカー・シリーズへのフル出場はなくなった。インディー500へのスポット参戦はあるかもしれないが……。2016年は記念すべき100回大会だけにブリスコーも出場したいだろうが、ガナッシからの出場となればシボレー・ドライバーとして戦うことになる。
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