フロント・ノーズやリヤ・ホイールガード等のテザー装備が義務付けに
インディーカーが2016年から採用する新しい安全性向上のためのルールを発表した。
フロント・ノーズやリヤのホイール・ガードなどがアクシデント時に飛び散らないようテザーでマシンと繋げることが来シーズンから義務づけられる。
テザーを直訳すれば“綱”。インディーカーが採用するものは高強度と難燃性を併せ持つザイロンという素材が用いられたものだ。新ルールではリヤ・ビーム・ウィングとリヤ・ホイール・ガードは全レースでのテザー装着が義務づけられる。
ノーズは全長が1.5マイルを越える、所謂スーパー・スピードウェイで装着しなくてはならない。ダラーラはフロント・ウィングのメイン・プレーン用テザーもこれらの3つのスーパー・スピードウェイ=インディアナポリス・モーター・スピードウェイ、テキサス・モーター・スピードウェイ、ポコノ・レースウェイで使用すべく開発した。
新たな装備によって安全性が増すのは勿論だが、レース中のフルコース・コーションの時間短縮も実現されると見込まれる。
エアロECUに関しても新しい規定を導入
テザーの他にも、インディーカーは下記の安全のための新ルールを採用する。
・ドーム型スキッド・プレート(アンダー・ボディ)とリヤ・ウィング・フラップス=マシンがスピンした際に浮上がらないよう作用する。ジェネラル・モーターズとテキサスA&M大学の風洞でテストが重ねられた新システムで、4月6日にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行なわれる合同テスト時までに全チームが入手できる予定。
. ECU改善その1:マシンがピット・ストップで停まっている間、燃料補給用ホースが繋がっていたら、ギヤボックスがニュートラルに入っていなくても、マシンは前進できない。
・ECU改善その2:スロットル・ペダル、もしくはブレーキ・ペダルに必要以上に大きな入力があった際、エンジンをアイドリング状態にさせる。
以上
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