インディー500第100回記念大会のシーズン
インディーカーシリーズは全16戦!初開催のラウンドは3戦
インディーカーが2016年度スケジュールを発表した。年間レース数はダブルヘダー含めて16戦となった。
中心となるのは勿論インディー500。しかも、来年は記念すべき第100回大会! その盛り上がりぶりはすごいものになるだろう。決勝は5月29日だ。
2016年のスケジュールには3つの新サーキットが加わる。先日お伝えしたフェニックス(アリゾナ州)、すでに合同テストが開催されているロード・アメリカ(ウィスコンシン州)、そしてボストン(マサチューセッツ州)だ。
市街地レースのボストンは2016年が本当の初開催になるが、フェニックスとロード・アメリカは以前にインディーカーのレースを開催していた歴史があり、カレンダー復帰である。
コース・バラエティの豊富さがウリのインディーカー・シリーズ、2016年はオーバルが5戦(スーパー・スピードウェイx2、ショート・オーバルx2、全長1.5マイルのインターミディエイトx1)、常設ロードコースが5戦、ストリートが6戦という構成になった。そして、ダブルヘダーもデトロイトのストリート(公園内)で1イベントだけだが行なわれる。
メキシコはカレンダーから外れ、開幕戦はセント・ピーターズバーグに
2015年にレースを開催していながら2016年にカレンダーから外れたのは、ニュー・オリンズ(ルイジアナ州)、ミルウォーキー(ウィスコンシン州)、そしてフォンタナ(カリフォルニア州)だ。ミルウォーキーという伝統的オーバルを失ったのは残念だが、代わりにほど同じサイズのオーバル=フェニックスがカレンダー入りしたのは嬉しい限り。また、ウィスコンシンやイリノイ州のファンにとっては、ミルウォーキーがなくなってもロード・アメリカ復活があるので、そちらのレース観戦に来て欲しいところだ。フォンタナは再来年以降に戻って来ることになる可能性を秘めているので、その実現に期待しよう。できればミルウォーキーにも復活、カレンダーへの定着がなって欲しいのだが……。
メキシコでの開幕戦はキブ・アップとなったが、引き続き交渉は行われるだろう。再来年に開催される可能性はあると考えていい。現在のインディーカー・シリーズにメキシコ人ドライバーはいないが、インディーライツに挑戦している者はあり、インディーカーへのステップ・アップを狙っている。
夏休みの8月はポコノの1戦のみ
なお、下記の通りに開幕戦は6年連続でセント・ピーターズバーグ(フロリダ州)で、最終戦は今年と同じくソノマ(カリフォルニア州)。セント・ピートは3月13日決勝で、ソノマは9月18日決勝だから、シリーズは去年、今年と続いた超ハード・スケジュールから少しだが脱却。今年より5週間長くなる。
ただ、まだまだインディーカーのカレンダーは完璧と呼ぶには程遠い。一番ファンを呼び易い夏休み中の8月にはポコノでの1戦のみしか組まれていないのだ。以下が発表されたスケジュール。
2016年ヴェライゾン・インディーカー・シリーズ公式スケジュール
1 3月13日? セント・ピーターズバーグ(市街地)
2 4月2日?? フェニックス(オーバル)
3 4月17日 ロング・ビーチ(市街地)
4 4月24日 バーミンガム(常設ロードコース)
5 5月14日 インディアナポリス(常設ロードコース)
6 5月29日 インディー500(オーバル)
7 6月4日 デトロイト(市街地) レース1
8 6月5日 デトロイト(市街地) レース2
9 6月11日 テキサス(オーバル)
10 6月26日 ロード・アメリカ(常設ロードコース)
11 7月10日 アイオワ(オーバル)
12 7月17日 トロント(市街地)
13 7月31日 ミッド・オハイオ(常設ロードコース)
14 8月21日 ポコノ(オーバル)
15 9月4日 ボストン(市街地)
16 9月18日 ソノマ(常設ロードコース)
0 件のコメント:
コメントを投稿