2015年10月2日金曜日

2015 INDYCAR ニュース 10月1日:ジェイムズ・ヒンチクリフがロード・アメリカでテスト

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
4ヵ月ぶりのインディーカー・ドライブでAA勢より速いタイム!
 今年の5月のインディー500でのプラクティスで負傷したジェイムズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が先週のロード・アメリカでのインディーカー・オープン・テスト第二弾に参加し、事故後初めてのインディーカーでの走行を行った。



Photo:INDYCAR (Chris Owens)

 1日のテストを走り終えた“ヒンチ”は、「インディーカーにまた乗ることができて本当に嬉しかった。インストレーション・ラップ(マシン各部のチェック&ウォーミング・アップを行う)で少々奇妙な感じを受けたのは、もう随分と長いことそれをやっていなかったからだ。しかし、すぐに全ての感覚や記憶が戻って来た。ロード・アメリカではプロ・マツダとフォーミュラBMWで優勝していて、アトランティックでも走っている。僕がいちばん好きなコースのひとつだが、インディーカーだとカルーセルの通過スピードがとても速いし、マシンが作り出すダウンフォースの大きさにも驚かされる。パノス製チャンプカーとラップタイムはだいたい同じになっていたが、あのマシンより今のインディーカーのエンジンは150馬力もパワーが小さいんだから、凄いよね。体力的に問題がなかったという点には、自分自身が驚いている。そしてもちろん、それは嬉しいことだった。もっと疲れるだろうと想像していたのでね。もちろん、明日は首が少し痛くなるんだろうけど、体力がまるで足りてないってことはなかった。この2ヵ月間、ずっとジムに通っていたことが僕の快復に大きく役立ってくれたということだ。そうなると、もう少しでも早くレースがしたくなる。僕はレースをするために産まれて来たと考えているからね。事故の後は今日のために4ヵ月間努力をして来た。また走ることが待ち遠しかった。インディーカーでのキャリアを再スタートさせられのが今からとても楽しみだ。来月にはフロリダ州のセブリング・インターナショナルでテストをする予定。今年中に1回か2回のテストができるはずなんだ。今の自分には走る時間が必要だからね。それにしても、またインディーカーに乗ることができて、本当に嬉しいよ」と語った。

 このテストにはマルコ・アンドレッティとライアン・ハンター-レイ(ともにアンドレッティ・オートスポート)、セバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)らも参加したが、ドライヴァーたちのラップ・タイムや消化周回数などは発表されていない。アンドレッティ勢はこのテスト中にホンダの2016年用エアロ・キット(一部の変更がルールで認められている)のテストも行っており、それも影響しているのかもしれないが、ベストのラップ・タイムはヒンチの方が速かったという。

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