「7~8台がレッドを投入したなかで2番手のポジションは良かったです」
Jack Amano(以下――):ブラックとレッド、両方のタイヤの評価、新しいセッティング、やることの多かったセッションだったのではないですか? どちらもユーズドでの走りでしたね?
佐藤琢磨:マシンが速くなるの、遅過ぎ(笑)。このセッション、自分たちにとって良いものになっていたと思います。ブラックでは今ひとつグリップ感がなかったんだけれど、レッドに履き替えたら、やっぱり瞬発力がすごく高かった。もちろん、このタイムはレッドのおかげで出たものだけれど、自分たちを含めて7~8台がレッドを投入していたから、その中で2番手というポジションに来れたのは良かったと思いますね。
――1日置いたユーズド・タイヤでの走りでした。やっぱり、グリップ感は下がっていたでしょうか?
佐藤琢磨:多少はあったと思います。でも、路面などのコンディションが昨日とはまったく違っちゃっているので、直接的な比較はできないですね。でも、一度使ったタイヤは、内部構造が変わって来るので、間違いなくピュアなグリップというのは落ちますけど、その変わり性能劣化は防げます。そんなに大きな影響はなかったと思います。
「一発は出ているんだけど、コンシスタンシーはもう一歩」
――セッティングが良くなったことで、レッドの持ちも良くなりそうですか?
佐藤琢磨:それはあると思います。ただ、やっぱりね、タイムとしては出てるんだけど、ロング・ランになるとなかなか難しいところもありますね。ブラックではレイホールの、レッドではパジェノーの後ろを今のセッションでの自分は走ってましたけど、両方のケースで引き離されちゃってました。だから、一発は出てるんだけれど、コンシスタンシーって意味ではもう一歩ですね。そこらへんを、ここからどれだけ良くできるかはわからないですけども、様子を見てみます。
――もう一段階のセッティング変更を行なうってことですか?
佐藤琢磨:ウーン、そうですね。もうちょっとタイヤを持たせるような、タイヤに優しいクルマっていうのができたらいいんだけど、ここから先は大きくいじりたくはないので……わからないですね、どこまで行けるかは。
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