ファイナル・プラクティスでターン9シケインに新入する琢磨 Photo:INDYCAR (John Cote) クリックして拡大 |
今日も快晴のカリフォルニア州ソノマ。気温21℃、路面30℃で最終戦のファイナル・プラクティスは開催された。
30分間の短いセッションでは、いつにも増して多くのチームがレッド・タイヤの性能評価を行っていた。
走り出してすぐにセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)がブラック・タイヤ装着でトップに立ったが、これをエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)が逆転した。
そして、エリオを上回ってトップに立ったのは、佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)だった。ユーズド・ブラックで走り出した琢磨は、連続7ラップをこなすとピットに戻り、小さなセッティング変更の後にユーズド・レッド・タイヤでコース・インした。レッドでの3周目、琢磨は17秒9868をマーク。トップに躍り出た。
セッション終盤にパワーが逆転
この後にグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が2番手へと浮上。ホンダの1-2となったが、セッションも終了間際となってシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が1分18秒1144を出して2番手をレイホールから奪い、さらにはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が1分17秒8107でパジェノーも琢磨も抜いてトップに立った。琢磨はレッドでは6周の連続走行を行い、1分18秒台を重ねて記録していた。このセッションでのトータル・ラップ数は17周だった。
最終的な順位は、P1=パワー(18周)、P2=琢磨、P3=パジェノー(17周)、P4=レイホール(16周)、P5=ブルデイ(19周)となった。
6番手以下にはカストロネヴェス、ギャビー・シャヴェス(BHAウィズ・カーブ・アガジェニアン)、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が続き、ポイント・リーダーのファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)は9番手。ポイント3位につけるスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は12番手だった。
琢磨は走行後、「クルマが良くなりました。レッドの持ちもこれで良くなるはずです」とポジティブなコメントをしており、あとひと捻りの小さな変更を加えてのレースに臨むこととなりそうだ。
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