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今日は3時間もの長いセッションが夕方に行われた。肌に少しの痛みを感ずるほどの暑さの下で始まったセッションだったが、時間の経過とともに気温は下がって行き、風も次第に強くなるコンディションだった。
セッション終盤はフライング・ラップ競争といった趣きとなり、ランキング4位でタイトル防衛に望みを残すウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が1分176秒4858のベストでトップに君臨した。過去5年間で3勝を挙げ、ポールポジションを4回も獲得して来ている通り、パワーはソノマを非常に得意にしている。それはエアロ・キット装着となっても変わらない。
「ファイアストンの新しいプライマリー・タイヤで走るのは今日が初めてだったが、ロング・ランでの摩耗が激しい。それはレースをおもしろくするだろうね。今日のプラクティスでは大きな成果が得られた。しかし、大事なのは先ずは明日。予選に向けて置かれた状況は悪くない。今晩、もう一度データを洗い直すつもりだ」と語った。
ランキング2位のレイホール、順調に2位スタート
アンドレッティ勢も好調でトップ5にホンダユーザー3人!
逆転タイトルを目指すレイホールは走り出しから勢いのあるところをみせつける Photo:INDYCAR (John Cote) クリックして拡大 |
3番手につけたのはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。1分17秒6423と、レイホールとの差は0.0239秒という僅差。パワーとの差は0.1565秒だった。ポコノからの連勝が達成されれば、それは今季3勝目となり、彼が今シーズンの最多優勝ドライバーということになる。
ランキング3位から4回目のタイトルを狙うスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)は1分17秒7937で4番手につけた。彼もまったく侮れない存在だ。
AA勢はハンター-レイとマルコ・アンドレッティの2人がトップ5入り。ウィルソン追悼のためにも結果を出したいPhoto:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
ポイントリーダーのモントーヤ、レイホールの後塵を拝し9番手
初日の走行は9番手にとどまったモントーヤ。2日目以降の巻き返しに注目 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
10番手はセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)。カルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)が11番手だったことで、アンドレッティ軍団の3人のレギュラー全員によるトップ10入りはならなかった。チーム・ペンスキーは4人すべてがトップ10入りしており、チップ・ガナッシ・レーシングもレギュラー3人をトップ10入りさせていたが……。これらのビッグ・チームに唯一食い込んで行ったのは今回もレイホールだった。それも、ビッグ・チームで走るライバルたちの大半を押し退けての2番時計記録だったのだから、実に見事なパフォーマンスである。
「とても良いプラクティスだった。マシンのフィーリングは上々だったし、良いセッティングを幾つか見つけることができたので、レースに向けての見通しは明るい。今日のベストのラップは最後までミスなく完成させられなかったから、明日、自分たちのマシンにどれだけの力があるのか、もう一度試したい。それが本当に楽しみだ。タイトル争いはとても激しいものになるよ」とレイホールは語っていた。
19番手にとどまった佐藤琢磨「今日の満足度は低い」
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は19番手と苦戦していた。チームメイトのジャック・ホウクスワースがひとつだけだが上位の18番手でもあった上、今季初出場のミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)はフォイト勢2台の上の17番手だった。
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