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| 最終戦に向けてピット・ワークも向上！ Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
シャヴェスはルーキーだし、ホンダ。そこに負けてたんじゃいけない！」
――シャヴェスのリスタート、何度かありましたけど、すごくスピードが遅かった。
佐藤琢磨：とても遅かった。加速してくところで逆にスピードを落としてっちゃうぐらいだった。でも、こっちは思い切って加速をしてった。そこで一気に抜けた。普通だったら、あのまま前に出れてるでしょ？
――完全に前に出て、シャヴェスが後ろに入ってたぐらいでしたよ。
佐藤琢磨：そうだったのに、ターン１前で抜き返された。アンビリーバブル。でも、まぁしょうがない。
――まぁ、今日は最後尾まで下がっておきながら、最後にトップ争いをできたし、エキサイティングでしたよ。
佐藤琢磨：そうですね。今日はヨシとしましょう。
――チームも盛り上がってました。
佐藤琢磨：チームもホント、今日は盛り上がりました。でも、盛り上がった後だけに、期待値を上げちゃっただけに……。しかも、前が強いとこばっかりじゃなかった。シャヴェスはルーキーだし、同じホンダ。そこに負けてたんじゃね。
――シャヴェスのオーナー、ブライアン・ハータも今日のマシンはスーパー・ロー・ダウンフォースにしたって言ってました。
佐藤琢磨：彼は彼で頑張ってたよね。あのポジションを守り続けていたのは素晴らしいことと思う。ウチらは真逆でスーパー・ハイ・ダウンフォースに最後はなってたワケだけど。
――今日のフォイト陣営の考え方としては、混戦になるからダウンフォースは多めでスタートして……という作戦だったんですよね？
佐藤琢磨：そう。ミディアム・ハイで行って、落としてローにして行ったけど、そこからハイに変えてって、最後に少しロー側に落とすことはできたけど、もっと本当は落としたかった。スタート時点ぐらいまで落としたかったし、そうするべきだった。そうできていたら、シャヴェスよりはまだ重いダウンフォースだったろうけど、一度前に出たら抜き返されることはなかっただろうね。
――でも、今日のライアン・ハンター-レイ（アンドレッティ・オートスポート）は速かったですね。
佐藤琢磨：彼は速かった。
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――20位から上がって来れないかと見えてたレースでしたから。見てておもしろかったですよ。トップ10入り。今季の２番目のリザルトになりました。それに、ポコノで初完走もできた。
佐藤琢磨：そうでした。今年２番目の成績を101戦目で記録できたのは、100戦でリセットして、再起動をしたから（笑）。ここからも、まだまだ頑張って行きたいです。そうは言っても、もう今年は来週で最終戦だから。ソノマはこれまでのレースを見て来ると、あんまりゲンのいいサーキットじゃないんですけど、去年は最後に優勝争いぐらいのところまで行けたし、ピット・ストップも今日の最後の方はかなり良くなっていたので期待をしていいと思います。今年の新エアロのパッケージではソノマでのテストを僕らはやってない。それに対して、多くのチームが最近走ったでしょう？ ルーキーをテストする目的で。だから、彼らにどれだけ追いつくことができるかはわからないけれど、もちろん全力で頑張ります！
――優勝してワインで乾杯と行きましょう。
佐藤琢磨：そうですね、カリフォルニア・ワインでね。
以上
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