Photo:INDYCAR (Chris Jones) |
久々の常設ロードコースでのイベントということで、今日は長めのプラクティスが2回行われる。シーズン中のテストを禁じているインディーカー・シリーズの、いわばオフィシャル合同テストといったものだ。
午前10時45分過ぎから1時間15分に渡って行われた最初のセッションでは、気温25℃でスタート。「これぐらいの暑さならダイジョブか……」と感じながらのセッション開始だったが、気温は2℃、路面は6℃上昇。「ヤッパリ暑い。蒸し暑い」となった。
トップは今季2勝のセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)。セッション終了直前に彼の記録したベスト・ラップ・タイムは1分6秒2034だった。ブルデイは26周を走ったが、ベストは最後のラップだった。
2番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。セッションが終盤に入るまで上位に名前が出て来ていなかったが、最終的に帳尻をバッチリ合わせて1分6秒3658をマークした。パワーは25周を走行。やはりベストは最終ラップだった。
3番手はジョセフ・ニューガーデン(CFHレーシング)。1分6秒3823を28周走ったうちの27周目に記録。今シーズン2勝しているだけのコトはある。どのコースに行っても今年は上位に来ている印象だ。
AJ・フォイト好調! 佐藤琢磨とホウクスワースが4,5番手に
そして、4番手には佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がつけた。すぐ後ろの5番手はチームメイトのジャック・ホウクスワース。今回がキャリア100戦目になる琢磨、スペシャル・ヘルメットも被っており、久々のロードコースでモチベーションもかなり高そうだ。
琢磨のベストは22周した、その最後のラップでの1分6秒3944。トップのブルデイとの間には0.01910秒の差があるものの、非常に良い滑り出しを見せたと言っていい。
「チームメイトともどもトップ5入り。とても良いスタートを切れました。もちろん、最初のプラクティスが良くても予選で下位に沈むことがあるので、油断はできませんが。コースのコンディションが大きく変わるコースで、今日もまさにそういう状況でした。僕らはセッションの最後に、タイヤは同じまま大きくタイムを縮めることができました」と琢磨は手応えを感じている様子だった。
6番手は昨年のミド-オハイオ・ウィナーで、このコース最多の5勝を挙げて来ているスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。7番手は地元オハイオの期待を一身に集めているグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。8番手にはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)が食い込んで来ていて、9番手はカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)。そして、10番手はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)だった。
ポイント・リーダーのファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)は21番手とスロー・スタート。ミド-オハイオを得意とする1人、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)はアンドレッティ軍団4人の中で3番目にランクされる11番手、エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)は12番手だった。
午後のプラクティスは3時15分から。そちらも1時間15分間のセッションだ。
以上
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