このセッショントップタイムヲマークしたカナーン。カストロネヴェスは8番手タイム Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
チップ・ガナッシが1-2
気温は33~34°Cと表示されていたが、直射日光が照りつけ、湿度も強烈な高さ。体感温度は43°Cで、インディカーが走るコンディションとして、間違いなく今シーズン一番の暑さとなった。
セッションの序盤にトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング)が出した17秒9580=平均時速179.218mphが最速。2番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)の179.113mphだった。ガナッシ勢はチャーリー・キンボールも4番手につけており、イニシャル・セッティングのレベルが高かった。ルーキーのセイジ・カラムだけは12番手と少し離れた順位となっていたが……。
ハンター‐レイ、僅差の3位でホンダ勢最上位
3番手は昨年度アイオワ・ウィナーのライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。タイムは18秒0313とTKとは0.0733秒という僅差だった。
アンドレッティ・オートスポートはミルウォーキーの前にアイオワに来てファイアストンのタイヤ・テストを1日行っており、それを活かせているということだ。ただ、そのテストを担当したマルコ・アンドレッティは、今日の最初のプラクティスで17番手のタイムしか出せていない。カルロス・ムニョスは11番手と今年のこれまでのコース全般と比べて悪くないスタートを切っているが……。ミルウォーキーから参戦を再開したジャスティン・ウィルソンも、24台エントリー中の20番手と目立つポジションではなかった。
昨年アイオワで2位のニューガーデンも好調
5番手は先週のミルウォーキーでオーバル初ポール・ポジションを獲得したばかりのジョセフ・ニューガーデン(CFHレーシング)。彼はここで去年2位フィニッシュしており、今シーズン中の3勝目を最初に挙げるドライバーとなる可能性を感じさせた。ニューガーデンのチーム・オーナーでありチームメイトでもあるエド・カーペンターは、ミルウォーキーではとうとう最後までハイ・レベルのラップ・タイムを出せことができずに苦戦し通したが、今回はファイアストンのタイヤ・テストで1日走っていることが助けになっているのか、9番手とまずまずの位置につけて最初のセッションを終えた。
ペンスキー最上位は6位のモントーヤ
パワーは14番手と精彩を欠く
Photo:INDYCAR (Chris Jones) |
6番手はポイント・リーダーのファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)。他のペンスキー勢は、先週のミルウォーキーで最後尾スタートから2位フィニッシュしたエリオ・カストロネヴェスが8番手につけ、シモン・パジェノーは10番手。ウィル・パワーは14番手だった。ミルウォキーでランキングが5番手まで落ちたパワーは、このままタイトル争いに復活できないまま今シーズンを終えるのだろうか?? 今日もチーム内トップはモントーヤと、流れは完全に彼の下にある印象だ。
7番手はミルウォーキーで優勝したばかりのセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)。
佐藤琢磨、最初のセッションは13番手
「ベースセッティングの印象は良好」
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は13番手だった。走行開始から車高、前後ウィングのウィッカー(ガーニー・フラップ)などなど、細かな調整を重ねてマシンを仕上げて行き、34周を走行。ベストは9周目に記録した18秒5669=平均時速173.341mphだった。
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