2015年7月24日金曜日

2015 INDYCAR ニュース 7月23日:マシンに走行順位をリアルタイム表示するシステムをミド- ハイオで採用

LEDライト・インスタレーション・システムを装着したニューガーデンのマシン Photo:INDYCAR (John Cote) クリックして拡大
順位、ピットストップタイム、プッシュ・トゥ・パスの使用状況も表示

 来週末のミッド・オハイオで走行順位を各マシンの側面にリアルタイム表示する新しいシステムがデビューする。今シーズン開幕直前の合同テストで、KVレーシング・テクノロジーのマシンなどを使ってテストが行なわれていたものだが、LEDを使った表示によってレース中の順位が一目瞭然になる。







Photo:INDYCAR (John Cote)
 インディーカーが新たに導入する新システムがウリにしているのは、表示する順位がメイン・ストレート上のコントロール・ライン通過時点でのものではないところ。サーキットに幾つか設置されるタイミング&スコアリング用ポイントを通過するたびに順位はチェックされ、変わっていればそれが反映されるシステムなのだ。コースサイドのファンは走行順位をかなりリアルに知ることができるということだ。
 幅20.32センチ/高さ17.78センチのLEDパネルは厚さが3ミリメートルしかないが、幾つかの色で発光し、それぞれのマシンのピット・ストップ・タイムや、プッシュ・トゥ・パスを使っていることを知らせることにも使われる。LEDの表示は赤のときが順位で、緑はピット・ストップ・タイム(自分のピット・ボックスに滞在している時間)。緑色で点灯し、"PP"と表示されている時は、そのマシンに乗るドライバーがプッシュ・トゥ・パスを使っているということ。日中は表示が見にくいとも考えられるが、LEDの明るさはナイト・レース、日中のレースに合わせて調整が可能ということだ。

2 件のコメント:

  1. リアルタイムに順位が分かるのは、特にオーバルでは分かりやすくて良さそうです。
    だけど、密集しててもちゃんと機能するのかな?

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  2. トップ争いを目で追いかけ続けてたら、順位表示なんて要らないんじゃないですかね? 
    接近戦なら順位がリアルタイムで出る必然性もそんなに高くないし。
    ただ、そこからパッと目を後方に移した時とか、「あのドライバーは15位につけてるのか」なんてのがわかるのは便利かも。
    あるいはピット・シークエンスがズレてる時とかも、先頭からピット・ストップを行なった人が何位でレースに戻って来たかがすぐにわかるのは嬉しいですね。

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