2015 ジャック・アマノのインディーな一日 R10 ホンダ・インディー・トロント：思い出のトロント、謎の看板

毎年、この看板の会社は何？　と思ってはや20年あまり……。誰かその正体をご存知の方はいらっしゃいますか？　Photo:Masahiko Amano　クリックして拡大

 今から22年前、トレイシー優勝の年……

 　トロントには1993年に初めて行った。
　地元の青年ポール・トレイシーがチーム・ペンスキーからの出場で優勝した年だ。
　2位はエマーソン・フィッティパルディ（彼もペンスキー）で、マリオ・アンドレッティもまだ現役だった（＝こっちはニューマン・ハース）。
　F１チャンピオンになった翌年だというのに、ナイジェル・マンセルがインディーカーに来ていた（彼もニューマン・ハース）。

　現インディーカー競技及び運営担当社長のデリック・ウォーカーがオーナーのチームでは、ヒロ松下がシリーズ唯一の日本人ドライバーとして走っていた。
　チップ・ガナッシ・レーシングはまだ１．５流～二流だった。
　AJ・フォイト・エンタープライゼスのエースはロビー・ゴードンだった。

　その年に見つけたんだったか……確かな記憶はないんだが、以来、トロントには03～07年のシリーズ分裂時代を除いて通い続けて来て、ほぼ毎回気になって仕方がなかったのが、この会社ーBaka。最初見た時は目を疑ったが、何度か見て間違いなく「Baka」であることを確認。
　しかし、まだその店の実態は明らかにできていない。わざわざ高速を降りて行くのも……ねぇ？　今回はかなり訪れる方に気持ちが傾いたが……。調べたらカフェだという話も出ていたが、そういう外観、風貌じゃないんだよなー。場所はトロント国際空港から南に降りる427号線沿い。空港からだと左側。夜はブルーのネオンが横長に一本点灯する。
　この写真、お分かりの通り、走りながらの運転席から撮った。「これで事故ったら本当の馬鹿になってしまう！」と前後の車間距離バッチリ取って。以上