佐藤琢磨、2強の間に割って入る好スタート
テキサス・モーター・スピードウェイでのプラクティス1回目。空は快晴で気温は午前11時の時点で31℃にもなっていた。デトロイトではみんな寒さに文句を言っていたのに、テキサスでは暑さに悩まされている。
1時間のセッション中にはライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)のアクシデントもあり、グリーンだったのは47分間。トップはシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)の平均時速216.172mphだった。2番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の216.078mph。ラップ・タイムでの差は僅かに0.0052秒(!)
3番手には佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)がつけた。ベストは216.078mphで、トップとは0.0106秒。パワーとは0.0054秒のタイム差しかなかった。
以下、4、5番手にはチップ・ガナッシ・レーシングのトニー・カナーン、スコット・ディクソンが続き、6番手はエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)だった。ファン・パブロ・モントーヤは16番手とチーム・ペンスキーの4台の中で大きく出遅れているが、今回も徹底的に決勝重視でマシンを煮詰めているのかもしれない。
ホンダ勢、テキサス仕様のエアロパッケージ好調か
ホンダ勢2番手として7番手のスピード=215.169mphを出したのはグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。8番手以下にも11番手までホンダ勢が続いた。テキサス用パッケージではシボレーとの差が縮まっているんだろうか? 8~11番手につけたのはトゥリスタン・ヴォーティエ(デイル・コイン・レーシング)、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)、カルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)、ハンター-レイだった。
「マシンのフィーリングは良い。しかし、今日は本当に多くのことをトライしなければならなかった。2台で分担したいところだったけれど、ジャックは決勝用セッティングに専念した」と琢磨は語っていた。ベテラン・ドライバーとして大きな負担を背負わざるを得なかったのだ。「今年はダウンフォースを大きくできるルールなので、タイヤの持ちは長くなるかもしれないけれど、予選トリムだと2周目でもうグリップが低くなっていた」とセッティングの難しさを説明した。
暑さでダウンフォースが減っていることも状況をさらに難しくていた。
以上
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