2015 INDYCAR レポート R9ファイアストン600 6月2日：テキサスのエントリー状況 ブリスコー、ヴォーティエ、マンが出場

デトロイトで好走したヴォーティエがテキサスのオーバルにも19号車で出場へ　Photo:INDYCAR (Bret Kelley)

　

　

ヴォーティエ参戦でフランス人ドライバーが3人に
　今週末のシリーズ第9戦、デイル・コイン・レーシングがエントリー申請を締め切り前にちゃんと行ったので(笑）、エントリー・リストにTBAとかTBNという文字がありません。

　インディー500では他のレースに出場するジェイムズ・デイヴィソンの代わりに予選を戦い、耳の不調から急遽出場できなくなったカルロス・ウェルタスの代役として決勝も走ったトゥリスタン・ヴォーティエ。彼はデトロイトでのダブルヘダーにも続けて出場し、レース2でキャリア・ベストとなる4位フィニッシュを果たした。その御褒美なのか、テキサスでも19号車を任されることに。できれば、このままシリーズに再定着して欲しいところだ。
　それにしても、ブラジル人ドライバーは全然新しい人が参戦して来ないのに、フランス人は3人目。ウェルタス欠場のコロンビアと同数になる。いや、フランス勢はモナコも入れれば4人だから、最大のガイコク勢力となる。

　DRCのもう1台、18号車にはイギリス人女性ドライバーのピッパ・マンが起用される。2013年にDCRから出場したテキサスで、スタート直後にトラブル発生でリタイア。今回の出場はその埋め合わせ的？　で、彼女が出るとイギリス人も3人だ。

5号車にはデイリーではなくブリスコーがインディ500以来の搭乗

　ジェイムズ・ヒンチクリフの怪我で空席となったシュミット・ピーターソン・モータースポーツの5号車には、デトロイトで健闘したコナー・デイリーではなく、インディー500で起用され、12位フィニッシュという手堅い仕事ぶりをしてみせたライアン・ブリスコーが乗る。彼はデトロイトの週末にはル・マンでのテストに、シボレー・ワークスのコルヴェットC７Rのドライバーとして遠征していた。
　テキサスの次のトロントでは5号車に誰が乗るんだろうか？　ル・マン24時間と同じ週末なのでブリスコーは無理。またデイリーか？　それとも、カナダ人ドライバーがゼロになるから、アレックス・タグリアーニあたりを乗せる？　チームの共同オーナーであるピーターソンさんはカナダ人だし、愛国心の強いカナダのファンを喜ばせるにはタグがベスト・チョイスと思う。近頃カナディアン、あんまり若い人が台頭して来てないし……。
8号車は今回もセイジ・カラム！　スポンサーはレキサー
　スポンサー関連の話もわかっている範囲でお知らせしときます。
　チーム・ペンスキーの4台のスポンサーは、ウィル・パワーとファン・パブロ・モントーヤがヴェライゾンで、エリオ・カストロネヴェスはAAAインシュアランス。シモン・パジェノーはインディー500と同じアヴァヤ。
　チップ・ガナッシ・レーシングの8号車は今回もセイジ・カラム搭乗で、スポンサーはメモリー・カードなどのメーカー、レクサー。セバスチャン・サーヴェドラの出場は17号車でもなされてません。
　スコット・ディクソン（チップ・ガナッシ・レーシング）は電池のエナジャイザーがメイン・スポンサーってリストされてます。
以上