2015年6月6日土曜日

2015 INDYCARレポート R9 ファイアストン600 Day1 予選:ウィル・パワーがテキサスで3年連続PP


Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
パワー40回目のPP!リック・メアーズと並ぶ歴代5位タイに

 気温は34℃、路面は55℃。プラクティスより断然テキサスらしい暑さの中で予選は開催された。
 最初のアタッカーとしてコース・インしたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。ウォーム・アップ・ラップ214.472mphを出した彼は、計測1ラップ目が218.706mph、2ラップ目が218.332mphだった。2ラップ平均が218.519mph。そして、彼の後にアタックした22名はついにこの数字を打ち破ることができなかった。

パワーは今シーズン4回目のポール・ポジションを獲得した。チーム・ペンスキーの今シーズンのPP獲得は6回目。2戦で予選が行われておらず、予選があった7イベントで1回しかトップを逃していない。
 2011年、パワーは2ヒート制レースとして開催されたテキサスでのレース2でオーバル初勝利を挙げた。このコースとの相性が良いらしく、今回は3年連続のPP獲得を達成した。パワーのオーバルでのPPはこれで7回目となる。
 パワーの通算PPは40回となり、インディーカーではリック・メアーズと並んで歴代5位タイにランクされることとなった。


 ペンスキー1-2-3を達成!
4番手にはホンダ最上位のムニョス



 予選2位はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)。アタック1ラップ目に218.744mphをマークした彼が逆転PPかと思われたが、2ラップ目が218.139mphで平均は218.411mphで惜しくもペンスキー・ドライバーとしての初ポールは今回も実現しなかった。
 予選3位はエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)。編スキーは予選1−2−3をまたも達成した。これで今年4回目(!) 
 予選4位はカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)。最後のアタッカーがペンスキーのトップ4独占を阻止した。217.831mph平均。しかし、ホンダのベスト・グリッドはまたしても4位止まりとなった。シーズン第9目を迎えているが、まだ予選でのトップ3がない。
トップ10はシボレー8台、ホンダ2台

 以下、5番手はファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)。6番手はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。今回も彼らは予選でのホンダ勢トップを逃したが、レースに向けての仕上がり具合は悪くないようだ。
 7、8、9、10番手にチップ・ガナッシ・レーシング勢が綺麗に並んだ。スコット・ディクソン、トニー・カナーン、チャーリー・キンボール、セイジ・カラムの順。
トップ10はシヴォレー8人、ホンダ2人だった。朝のプラクティスではホンダ勢がトップ10に5人入っていたのだfが・・・。


佐藤琢磨、思わぬ苦戦で予選13位

 午前中に3番手タイムを出していた佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、予選では思わぬ苦戦を強いられて13位となった。「テキサスは今年2戦目のオーバルレースで、最初のオーバルだったインディ500とは異なるエアロ・パッケージになっています。リヤ・ウィングは去年までと同じダラーラのメイン・プレーンを使っているんです。その上、予選用のパッケージ使用もインディーとは違って許されていたので、私たちはリヤのウィングレットを外してアタック。マシンのハンドリングは好かったんですが、今日はダウンフォースが少々大き過ぎたようです。もっと攻撃的なセッティングでもアタックできたみたいです。そうは言っても、なかなかどこまで行けるかの判断をするのはなかなか難しいんですけどね。13番グリッドは良くない結果だけれど、テキサスはオーバーテイクができるオーバルだから。夕方のファイナル・プラクティスで決勝用セッティングを確認したいです」と琢磨は語った。
以上

1 件のコメント:

  1. 10位前後OK
    たっくん QF さほど関係ないね

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