このところなにかと暴れているカラムは5レースの観察処分に Photo:INDYCAR (Bret Kelley) |
インディーカーのペナルティ発表、今回も水曜日だった。
驚いたのは、グラン・プリ・オヴ・インディアナポリスでのペナルティが、撤回まで行かないものの、処分を緩くされたこと。エリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)の冒した“回避可能だった接触”=スタート直後のターン1でスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)を突いてスピンさせたアレ=は8点のマイナスという裁定が出されていたが、今回の新裁定で3ポイントのマイナスに減刑された。
インディーカーがもう一度じっくり審査した結果・・・なのだそうだが、そもそもあの接触に対するペナルティがどうして8点と決まったのか、その基準をインディーカーは明らかにすべきだろう。そして、今回なんで3点に減ったのかも詳細を公表しないと世間は納得しない。
競技&運営担当社長のデリック・ウォーカーは、「インディーカーはペナルティを審査する良好な制度を確立してきている。今回8点から3点にマイナスが減らされたが、それは今シーズンのそれ以前のペナルティともバランスの取れたものとなっている」というコメントを発表。自画自賛のし過ぎでしょう、コレは。
デトロイト・ダブルヘダーのペナルティはコレッティらに
マニュファクチャラー・ポイントはシボレー19点リードに
デトロイトでのダブルヘダーで起こった様々なルール違反に対するペナルティもインディーカーは下記を併せて発表した。
ステファノ・コレッティ(KVレーシング・テクノロジー)に10,000ドルの罰金。レース中のイエロー・フラッグが降られた状況で、セイフティ・カーやセイフティ・クルーがいる現場での減速不履行に対して。今後の3レースで監察下に。セイフティ・クルーを危険な目に遭わせちゃいけません。こんぐらいの額は仕方ないでしょう。
セイジ・カラム(チップ・ガナッシ・レーシング)。レース2での“回避可能だった接触”により、今後5レースで観察下。
チップ・ガナッシ・レーシングには、レース1で燃料補給担当クルーのバイザーが上がっていた件で1,000ドルの罰金。
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シュミット・ピーターソン・モータースポーツのクルーにも、レース1で上記と同じく燃料補給担当クルーのバイザーが閉まっていなかったため、500ドルの罰金。
チーム・ペンスキーも、燃料補給アシスタント・クルーが耐熱マスクを被っていなかったので、500ドルの罰金。
ホンダはマニュファクチャラー・ポイントを20点減算。2,500マイルの規定距離に届かずに壊れた26号車のエンジンに対して。これにより、マニュファクチャラー・ポイントはシボレー:777点、ホンダ:758点となった。
以上
同じ「燃料補給担当クルーのバイザーが閉まっていなかった」ペナルティで、罰金の金額が違うのはなぜですか???
返信削除IndyCar公式WebのNewsによれば、ペンスキーとシュミットピーターソンではどちらも1名のクルーが違反。チップガナッシでは複数のクルーに違反が有った。このため罰金額が異なる。
返信削除匿名さん、的確なる解答、ありがとうございます。そうなんです、額が違うのは人数の差。単数だと500ドルで、
返信削除複数だと1,,000ドル。2人ということだと推察しますが、インディーカーのリリースに人数の明記はなされていません。
リリースの翻訳が甘かった点はお詫びし、代わりにお答え頂いたことに対しては御礼申し上げます。