マシンの浮き上がり対策を両メーカーに要請
6月2日、インディーカーはスーパー・スピードウェイ用エアロ・キットに関する新ルールを発表した。今週末のテキサス戦で早速採用される。インディー500の予選前までにシボレーのエアロ・キットを装着した3台がスピンした後に浮き上がり、裏返しに着地したアクシデントを起こした。それへの対策だが、ホンダにも同じ措置を取るようインディーカーは要請している。
新ルールではホイール・ガードをパネルで覆い尽くすことが義務づけられた。この新仕様はテキサスの後にもフォンタナとポコノで使われる。エアロ・キット元年、両マニュファクチャラーは随分と色々やらされている。それらの部品全部にホモローゲーションを出したのってインディーカーのはずだが……。追加パーツってチームに代金を請求しにくいと思うが、インディーカーが払ってくれるはずもない。
インディーカーの技術担当副社長のウィル・フィリップスは、「これらのパネルによってホイール・ガード内に空気が流れなくなり、後ろ向きに進んだ際にマシンを浮き上がりにくくなる」と説明した。
また、今週末のレースでは、リヤ・ウィングの角度を(-6度)から(-10.5度)の間に設定して走らなくてはいけないこともインディーカーは発表している。この範囲の角度であっても、2014年までのエアロ・パッケージよりもダウンフォース量は多くなるという。
以上
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