初日午後はモントーヤ、カストロネベスのシボレー1-2に Photo:INDYCAR(Chris Owens) |
午後は見事な快晴。やや風はあるが、気温は25℃にまで上がって暑く感じるほどのコンディションになった。
1時から5時の4時間にも渡ったプラクティスで最速ラップ=39秒6874=平均時速227.772mphを出したのは2000年インディー500ウィナーのファン・パブロ・モントーヤだった(当時はチップ・ガナッシ・レーシングからの出場)。そして、これが今日の最速となった。
「チーム、そしてシェビーに取って良い1日になった。トップ・タイムだったことには特に大きな意味はない。タイム・シートはあまりアテにはならないんだ、みんなドラフティングを使ってタイムを出しているから」とJPMは話した。
2番手は3回インディー500で優勝しているエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)。史上最多タイに並ぶ4勝目を今年も狙う。去年はあと一歩・・・・・・の2位だった。タイム&スピードは39秒5407=226.468mph。でも、エリオはなんで今日またトップでコース・インしたんだろう? インディー500の記録に残っている限り、コース・インを最初にしたドライバーは勝ったことがないってデータがあるのに・・・・・・。ジンクスに敢えて挑戦してるのか?
午前中の短いセッションではホンダ勢が1-2-3-4だったが、午後はシボレーの1-2となった。
ホンダ勢最速は3番手に付けたマルコ・アンドレッティ
3番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)。39秒7759=226.268mph。スーパー・スピードウェイを得意とする三代目レーサーが今日のホンダ勢トップとなった。
「おもしろいことに、まだマシンにグレムリンが残ってる。今日やるべきコトは山ほどあって、幸いそれらをこなす時間はたっぷりあった。でも、まだまだ時間は必要だ。細かい話はできないが、改善すべき点が多くあるんだ。まだクルマには全然満足できていない。でも、今日はまだ1日目。マシンにはまだまだスピードが残されているということで、それはプラスに捉えられる」とマルコはコメントした。
佐藤琢磨は6番手タイム! 「マシンは最初から速かった」と手ごたえ十分
4番手は2008年ウィナーのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)で、タイム&スピードは39秒8440=225.881mph。
5番手はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)。先輩方に遠慮してるワケでもなかろうが、チーム内の3番手。39秒8864=225.641mphという数字をAVAYA(ビジネス・ソリューション企業・・・・・・なんて表現でいいんでしょうか?)って新スポンサーのカラーリングでマーク。
そして6番手につけたのが佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)。47周しか走ってないけれど、午後はかなり長いこと、39秒8987=225.571mphでトップに君臨していた。
「最初からマシンは速かったですね。もちろんベストはトウを利用してのものでしたけど、ドラッグが減っているマシンは空力効率がいいので乗っていて軽く感じます」と琢磨は好感触を走行初日に得て満足気だった。
今日のチーム最多周回は5台で計353周のアンドレッティ軍団
JPMは95周(今日の最多タイ)、エリオは88周、マルコは60周、ディクシーは84周、シモンは57周をこなしていた。琢磨の47周はライバルたちに比べるとヤッパリ少ない。チームメイトのジャック・ホウクスワースも34周と少なかった。
今日の最多ラップはJPMとトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング)と2人の大ヴェテランだった。
ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は224.600mphで14番手と静かなスタートを切ったが、それでもシッカリ93周を走っていた。ペンスキーは4台で333周のデータを収集。
ガナッシは? 4台で280周。セイジ・カラムが10番手ながら40周と少ない走行だったため。そしてアンドレッティ軍団。最多の5台をエントリーしている彼らは353周もこなした。コレが今日のチームトしての最多だった。
セバスチャン・ブルデイはルーキーのステファノ・コレッティと、インディー500のみ出場のブライアン・クロウソン、ふたりのチームメイトのマシンにも乗ってセッティングの確認をしてあげる多忙ぶり。しかし、コレッティは走れず。なんと、ビザが切れて母国のモナコに帰っているという話。週末のグラン・プリ・オブ・インディアナポリスには間に合う予定ということだが、果たして・・・・・・。
デイヴィー・ハミルトンはドレイヤー&レインボールド・レーシングでタウンゼント・ベルの代役として走行=19周。
コレッティ不在で唯一のルーキーだったギャビー・シャヴェス(BHAウィズ・カーブ・アガジェニアン)はルーキー・オリエンテーション・プログラムをクリア。リフレッシャーたち(シモーナ・デ・シルヴェストロ、オリオール・セルヴィア、セイジ・カラム、ジェイムズ・ジェイクス、コナー・デイリー、ブライアン・クロウソン、ピッパ・マン、ハミルトン)も全員がプラクティス走行を許可された。
デイル・コイン・レーシングは、エントリーをしていたが、18、19号車を走らせなかった。ドライバー未定なのだ。これらのシートに収まるのは???
AJ・フォイト・エンタープライゼスが3台目を走らせるうわさ!!
ここでお詫びをひとつ。BHAウィズ・カーブ・アガジェニアンがジェイ・ハワードを走らせる・・・・・・と書いて来てましたが、ハワードの持ち込み資金が期日までに届かなかったということでチームは1台体制で行くことを決定してました。
それで1台ホンダ・エンジンが余ったからなのか、AJ・フォイト・エンタープライゼスが3台目を走らせるとの噂が聞こえて来ている。2カーに拡大することを発表した時には、「今年はインディーに追加エントリーはしない」と言っていたのに・・・・・・。で、誰が乗るかだが、それは2012年のインディー500ポール・ウィナーのアレックス・タグリアーニだ。今日、タグは琢磨のピットに来て、チーム代表のラリー・フォイトとエンジニアのドン・ハリデイの間に入って無線まで聞いていたので、もう話はついているということのようだ。
今日は27人のドライバーたちが28台のマシンを走らせた。
以上
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