Photo:INDYCAR (Jim Hines) |
Jack Amano(以下――):2セッションともトップ10、滑り出し好調ですが、相変わらずシボレーというか上位陣が速いですね?
佐藤琢磨:強いね。届かない。
――少しずつ差を縮めて来てますよね?
佐藤琢磨:ホント、クラス最上位を目指します。
――開幕4戦の印象からすると今回は差が小さいようにも見えますが?
佐藤琢磨:まぁ、そうですね。第4戦のグレアム・レイホールは戦略がピッタリ当たってたこともあるけど、実際に速かったですよね。でも、前から言っているとおり、使えるダウンフォースをキッチリと最適化するのが難しくて、こういう路面がすごくキレイなトラックに来るとセッティングの幅を狭めてピン・ポイントで狙って行けるような気がします。あとは、今日のプラクティス1の後にも話しましたけど、僕らのセッティングの理解度みたいのが前回のバーバー・モータースポーツ・パークでのレースを終えて深まったところもあったので、今までとは違うような考え方でマシンを作って来ているので、それがうまく行っているってのもあります。
――このコースを走っていて楽しいところも感じているんですね?
佐藤琢磨:はい。楽しさっていう意味では、本当に楽しかったですね。路面があんまりできてなくて、ライバル勢もそんなにタイムが上がってない頃に結構上位にいたので、ピット前のストレートに帰って来る度に自分で順位をチェックして、やっぱり上にいるのは気分がいいですよ。あとは、クルマを感じて、エンジニアに話をして、こうしようよって考えて……とそういうロジックに沿ってセッティングを施す。すると、それに対するクルマのリアクションていうのが今日は良かった。タイムもそれに連れて上がって行った。流れとして良い方向だと思う。どっかわからないところに入っちゃっていうのがない。(チームメイトの)ジャック(・ホウクスワース)は一時そんな感じに少しなってたみたいだけど、こちらのセッティングをフル・コピーして良い方向に戻って来ていたって聞いてます。
――明日は今日の正常な状態から進化をさせて行くってことですか?
佐藤琢磨:そうですね。
――大きなゲインではなく、小さくても確実に、というところですか?
佐藤琢磨:もう、ここから大きなジャンプは無い。もうでき上がって来てるので。ピラミッドの上の方でやってるから、もうここからゲインはそんなにないでしょう。もちろん、トラック・コンディションがさらに良くなったり、気温が下がったり……で明日の朝のセッションは速くなるかもしれないですけどね。
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